階段リフォームのポイントを解説|費用相場と安全性を高めるためにできること
『急な階段の登り降りがしんどくなってきた…』『もう少し滑りにくく明るい階段にしたい…』など不満はあるものの、どうリフォームしたらいいのかわからないことが多い階段リフォーム。毎日何度も登り降りする階段だからこそ、不満は早めに解消したいですよね。
そこで今回は、階段リフォームでできることや費用相場、階段リフォーム時の注意点についてまとめました。転倒や落下といった事故を防ぎ安全に暮らすためにも、早めに階段のリフォーム計画を進めていきましょう。
コラムのポイント
・毎日登り降りする場所だからこそ、安全を意識したいのが階段です。以前は楽に登り降りできた、勾配がきついとは感じなかった、という階段でも何かしら不自由を感じてきたのであればそれはリフォームのタイミングです。
・工事内容や費用、新しいデザインなど信頼できる業者に依頼して階段リフォームを進め、快適な住環境へと生まれ変わらせていきましょう。
Contents
◼ そろそろ?階段リフォームの判断ポイント
『急な階段の登り降りがしんどくなってきた…』『もう少し滑りにくく明るい階段にしたい…』などの不満がある場合以外にも、次のような点が気になるのであれば階段リフォームのタイミングです。
階段の老朽化が気になる
階段がひび割れている、ささくれている、登り降りするたびにギシギシと大きな音がする、といった老朽化が気になる場合、破損したりその破損で怪我をしたりする可能性があります。思わぬ事故につながる可能性もあるため、早めにリフォームを検討しましょう。
階段の勾配が気になる
以前はそこまで気にならなかった階段の勾配が気になってきたら、階段リフォームのタイミングです。古い家に多い急勾配な階段は登り降りする時の精神的、身体的負担になるのはもちろんのこと、落ちて怪我をしたら大変です。安全に使用することができないため、大ごとになる前にリフォームするようにしましょう。
階段の踏む面の狭さが気になる
踏む面が狭いと、踏み外したり滑ったりするリスクがあります。歳を重ねてくると目が悪くなり足元がおぼつかなくなってくるだけでなく、足を全部乗せられないことによって恐怖心が芽生えてしまいます。そんな状態で狭い階段を登り降りするのはとても危険なので、こちらも早めにリフォームを計画しましょう。
階段というちょっとしたスペースですが、リフォームすることで日々の暮らしを楽にすることができます。リフォームはまだちょっと…という時は、見積もりだけでも出してもらっておけば後の計画を立てやすくなるのでおすすめです。
参考記事:築40年はリフォーム?建て替え?プロが教える判断基準
◼ 階段リフォームでできること
ちょっとした不具合を改修する、階段を全て取り壊して新しくする、などどのようなリフォームをするのかによってできる工事が変わります。『部分リフォーム』『フルリフォーム』それぞれのパターンに分けてできる工事内容をみてみましょう。
部分リフォームの場合
手すりの設置
手すりを設置することで、急勾配な階段や踏む面が狭い階段の登り降りをサポートすることができます。手すりを設置するために壁の補強工事や張り替えが必要な場合があります。高齢者と暮らすために手すりを設置する場合、補助金を申請できるケースもあります。
きしみの解消
きしみの原因として考えられるのは、階段に使用する木材の乾燥によって生じる隙間やズレやシロアリ被害などが挙げられます。原因によって費用や工期は異なりますが、シロアリが原因の場合費用は高額に、後期も長期化することが考えられます。
架け替え
古い階段を撤去し、新しい階段を設置することを架け替えといいます。架け替えをすることで、勾配をゆるく、踏面(登り降りする際、足を乗せるスペースのこと)も踏みやすい広さに変更することができます。階段が新しくなるのはもちろんのこと、階段下を新しく収納スペースにしたり、スケルトン階段にしたりと今までとは違った印象に変えることもできます。
フルリフォームの場合
場所の変更
家全体をリフォームする場合、階段の位置を変更することができます。階段の途中で折れ曲がっていて踊り場のある『兼ね折れ階段』にすれば見違えるほど登り降りしやすくなりますし、『リビング階段』にすればリビングと寝室の行き来をしやすくすることができます。
参考記事:間取り変更リフォームで快適な暮らしにアップグレード!
◼ 階段リフォームの費用相場
階段リフォームにかかる費用相場は、手すりの設置やきしみの解消といったリフォームの場合約10〜50万円、架け替えの場合約80〜100万円、フルリフォームの場合100万円以上が相場です。
この価格はあくまで相場なので、まずは見積もりをとってどのくらい費用がかかるのか確認するようにしましょう。
参考記事:【リフォーム】見積もり書のチェックポイント|足立区のリフォーム
◼ 階段リフォームの注意点
階段のリフォームを進めていく場合、以下の点に注意して計画を立てていきましょう。
滑りにくい材質や滑り止めを使用する
階段に使用する素材は滑りにくいものを使用してもらえますが、安全性をもっと高めたい、安心して登り降りできるようにしたい、という場合は滑り止めを別途設置してもらうようにしましょう。そこまで費用はかからない上、高齢の両親から小さなお子様まで安心して登り降りすることができます。
階段の色味や壁紙と合わせてコーディネートすれば、違和感なくおしゃれに仕上げることができます。
照明を設置する
階段リフォームをするタイミングで、できれば照明も見直しましょう。足元を照らすフットライトも新たに設置すれば、夜中でも安心して登り降りすることができます。自動で点灯するため、夜中にスイッチを探したり、電気を消し忘れた…と慌てたりすることもありません。
リフォーム中の生活をどうするか考えておく
大掛かりな階段リフォームをする場合、数日間2階に上がることができません。使用頻度が高いものや無いと困るものなど、1階の部屋に移動しておく必要があります。工事内容やスケジュールによって変わってくるため、どのような工事を行うのか、生活にどのくらい影響があるのかに関しては事前に業者に確認し、準備をしておきましょう。
DIYできそう…と思う部分もプロに依頼を
『手すりの設置なら、自分たちでもできそう!費用もおさえられそう!』と思うかもしれません。しかし前述したように、ただ手すりを設置するだけではかかる力に耐えられないため、壁の補強工事や張り替えが必要になるケースがあります。
自分たちで設置したためにすぐに取れてしまったり、壊れて怪我をしてしまったりしては本末転倒です。プロにしかわからない構造などもあるため、必ず依頼するようにしましょう。
◼ 階段リフォームで安心安全な暮らしを手に入れよう!
毎日登り降りする場所だからこそ、安全を意識したいのが階段です。以前は楽に登り降りできた、勾配がきついとは感じなかった、という階段でも何かしら不自由を感じてきたのであればそれはリフォームのタイミングです。信頼できる業者に依頼して、快適な住環境へと生まれ変わらせていきましょう。
これからリフォームを考えているという方は、現在の住まいに関するご不満なところ、改善したいところなど、どんな小さなことでもリズムにお聞かせください。
私たち女性プランナーがお客様のご希望や今後のライフスタイルを踏まえ、女性目線に立った在宅勤務をするための最適なプランをご提案させていただきます。間取り変更を伴うようなリフォームも、ご予算やライフスタイル・動線に合わせて2~3プランご提案しますので、その中からお選びいただくことができます。
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