壁のリフォーム|費用やポイント総まとめ
家族が増えたので壁をつくって部屋数を増やしたい、子どもたちが巣立ったので壁を減らして一部屋のサイズを大きくしたい。そんな希望を叶えてくれるのが、壁のリフォームです。ライフスタイルの変化に合わせて壁をリフォームすることで、いつまでも快適に暮らし続けることができます。
壁のリフォームをする場合、ただ増設したり取り払ったりするだけでなく、防音や耐震性など様々なポイントで注意が必要です。そこで今回は、壁のリフォームにかかる費用や注意点など、事前に知っておきたいポイントをまとめてご紹介します。
コラムのポイント
・壁を新たにつくったり、今ある壁を撤去したりすることで暮らしの幅が大きく広がります。
・工事をする際は、マンションの規約を確認し、リフォーム後の室内環境も考えた上で計画を進めていきましょう。
・そろそろうちも…と思った時がタイミングです。壁をリフォームして、家族みんなが快適に暮らせる空間を手に入れましょう。
table of contents
- ◼壁のリフォーム、ここを確認!
- ・壁をつくる場合
- ・壁を撤去する場合
- ◼壁リフォームの注意点
- ・マンションの規約に反していないか
- ・コンセントの位置に注意する
- ・部屋の明るさにも注意!
- ◼壁のリフォームにかかる費用と期間
- ◼新しい壁紙の選び方
- ◼これから壁をリフォームするなら…
◼壁のリフォーム、ここを確認!
壁のリフォームをする場合、壁を『つくる』『撤去する』の大きくふたつに分けられます。
壁をつくる場合
壁をつくることで、ひと部屋の広さはどうしても狭くなってしまいますが、部屋数を増やすことができます。子どもが生まれたり子どもたちが成長したりしてそれぞれの部屋が必要になった、自宅で仕事をするようになったため、専用の書斎が必要になった、など様々な生活の変化に対応することができます。
壁はただつくるだけでなく、あらかじめ工夫をしておくことで、リフォーム後の暮らしをより快適にすることができます。
耐久性を上げて丈夫な壁に!
壁を新たにつくる場合は、補強工事をして防音性や耐久性が高い壁をつくるようにしましょう。防音性の高い壁をつくっておけば、会話やテレビの音を気にすることなく過ごすことができます。また、耐久性も一緒に見直すことによって家全体の耐久性を上げることができるので、地震にも強くなります。
断熱性アップで快適に過ごす
部屋を区切るだけ、という場合でも、壁をつくる際は断熱材をしっかりと入れるようにしましょう。家全体の断熱性がアップし冷暖房が効きやすくなるため、季節を問わず快適に過ごせるようになります。
壁で湿度を調整する
珪藻土や漆喰には、湿度が高い時は湿気を吸い取り、湿度が低い時は湿気を放出する機能があります。これらの素材で壁をつくっておけば、湿度を一定に保ち快適に過ごすことができます。カビの発生を抑え、メンテナンスもぐっと楽になるでしょう。
壁を撤去する場合
子どもたちが全員巣立っていったので子ども部屋を書斎に変更したい、今のリビングをもっと広く快適にしたい、などは、壁を撤去することで実現できます。壁がなくなるだけで視野が広がり、広く心地よい住まいになります。
壁には撤去できる壁とできない壁とがあり、撤去する際も注意が必要です。
家に必要な壁は撤去できない
家全体を支える上で重要な役割を持つ壁は、撤去することができません。この壁を取り除いてしまうと、家がバランスを崩し耐震性も低くなります。
もともと耐震性の高い壁を使っていたり、壁の中に柱があったり、と素人目で見るだけではわからないので、専門知識のある業者の意見を取り入れながら計画を進めていきましょう。
電気工事が必要になる可能性も
壁の中に電気配線が通っていると、電気工事が必要になることがあります。壁の撤去だけのつもりが思わぬ出費に繋がる可能性があるので、事前に確認しておきましょう。
床や天井、壁の張替え工事
壁を取り除く場合、どうしても撤去した跡が残ってしまいます。そうなると、床の張替えだけでなく、天井や壁紙の補修なども必要になります。壁の撤去に合わせて、床材や壁紙の張替えをする場合は、どのように変更するのかも合わせて考えておきましょう。
◼壁リフォームの注意点
壁をつくったり撤去したりする場合は、以下の点に注意が必要です。
マンションの規約に反していないか
戸建て住宅に比べ、マンションには建築制限や保守管理、防災、防音といった多くの規約があります。計画しているリフォームが、マンションの規約に反していないか必ず確認するようにしましょう。
また、リフォームできるのは自分たちが暮らしている専有部分のみです。その範囲で収まるようリフォーム計画を立てましょう。
コンセントの位置に注意する
意外と見落としがちなのが、コンセントの位置です。壁を撤去したためコンセントが減ってしまった、家電製品が使いにくくなった、家具の配置が難しくなった、などが起こる可能性があります。
どのように部屋を使い、そのためにはどこにコンセントがあったらいいのか、リフォームで問題が発生してしまわないか、など注意が必要です。
部屋の明るさにも注意!
新しく壁をつくったため、部屋が暗くなってしまった、あまり光が入らなくなった、反対に室内が暑くなってしまった、などが起こる可能性があります。せっかくリフォームをしたのに、過ごしにくくなってしまっては元も子もありません。
明るく快適な空間を保てるよう、部屋の明るさにも気を配ってリフォーム計画を立てていきましょう。
◼壁のリフォームにかかる費用と期間
壁のリフォームをする場合、
・床材、壁紙、天井の補修工事
・壁をつくるために必要な資材
・撤去した場合の処分費用
・新しい壁用の壁紙や塗り素材
などの費用がかかります。
リフォームする壁の広さや、どのような工事をしてどんな資材を使うのかなどによって費用は異なりますが、10〜20万円前後を見ておきましょう。
◼新しい壁紙の選び方
リフォームで壁をつくる場合、どんな壁紙にするのかも決める必要があります。ビニールクロスや漆喰、珪藻土のような自然素材など様々な壁紙があるので、価格やデザイン、雰囲気などを見た上で決めていくと良いでしょう。
床材やドアの色と合わせて選ぶ
どんな壁紙を選べばいいのかわからない、という時は、床材や扉の色に合わせて枝部と良いでしょう。深く濃い色の床材であれば、同じダークトーンの壁紙や、くすんだ白い壁紙を選ぶと統一感が生まれます。
また、明るい壁紙を選べば天井が高く広い部屋に感じられ、暗い壁網を選べば落ち着いた空間にすることができます。
実物を事前に確認する
サンプルやカタログで見た色と実際に仕上がった壁紙の色が、なぜか違う…。これはよくあることです。壁紙はサンプルで見るのと実際に壁に貼るのとでは、見え方が大きく変わります。リフォームしてから後悔しないためにも、実際に貼ってある壁紙を確認する、大きなサンプルを取り寄せてみる、など仕上がりを確認した上で選ぶようにしましょう。
◼これから壁をリフォームするなら…
そろそろうちも…と思った時がタイミングです。壁をリフォームして、家族みんなが快適に暮らせる空間を手に入れましょう。
これからリフォームを考えているという方は、現在の住まいに関するご不満なところ、改善したいところなど、どんな小さなことでもリズムにお聞かせください。私たち女性プランナーがお客様のご希望や今後のライフスタイルを踏まえ、女性目線に立った在宅勤務をするための最適なプランをご提案させていただきます。間取り変更を伴うようなリフォームも、ご予算やライフスタイル・動線に合わせて2~3プランご提案しますので、その中からお選びいただくことができます。
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