室内の段差を解消!バリアフリーリフォームで大切な3つのポイント
歳を重ねるにつれて気になってくる、室内の段差。放っておくと、思わぬ怪我に繋がり危険なので早めの対処が必要ですが、自分たちでDIYするのか、業者に依頼してしっかりと対処してもらうのかなど迷うことがたくさんありますよね。
もし、今後も今の住まいに暮らし続けるのであれば、老後を見据えてバリアフリーリフォームをしてしまった方が色々と安心です。
今回は、室内の段差を解消する方法と、バリアフリーリフォームを進めていく上で大切なポイントをご紹介します。足腰が弱っても安心して暮らし続けられる住まいにするためにも、まずはリフォーム計画を立てていきましょう。
コラムのポイント
・思い切ってバリアフリーリフォームをすることで、気になる段差を解消するだけでなく劣化した床板や壁紙も一新することができます。住まい全体が綺麗にして、家で過ごす時間を快適なものにしていきましょう。
・どんな暮らしをしたいのか、そのためにはどんなリフォームが必要なのかを事前に話し合った上で、今の暮らしにあった段差解消リフォームを進めていきましょう。
Contents
◼ 室内にある段差は危険?
『急な階段の登り降りがしんどくなってきた…』『もう少し滑りにくく明るい階段にしたい…』などの不満がある場合以外にも、次のような点が気になるのであれば階段リフォームのタイミングです。
段差のメリット
足腰を鍛えることができる
バリアフリーを意識した時、段差は無くしてしまうのが一般的です。しかし段差がなくなることで、足の上げ下げといった運動をする機会が失われてしまうと、足腰が弱ってしまう危険もあります。段差があることで、日常生活の中に運動する機会をつくることができます。
収納部分として使うことができる
小上がりやスキップフロアのような段差は、収納部分として使用することができます。収納スペースを自然と増やすことができるため、土地面積が限られている都内のような場所では重宝します。
段差のデメリット
つまずいて転倒、怪我をする可能性がある
段差があると、つまずいて転倒したり、顔や足を怪我してしまったりといったデメリットがあります。走り回る小さな子どもや、足があまり上がらなくなったご年配の方にとっては危険を感じる場所でしょう。
部屋が狭く感じる
ちょっとした段差ではなく、スキップフロアなのような空間を区切る段差の場合、空間の広さによっては部屋が狭く見えてしまうという可能性があります。おしゃれだと思って取り入れたものの、実際に住んでみると必要なかった、家具を置きにくい、など後からデメリットに感じることもあります。
◼ 室内の段差解消リフォームの必要度チェック!
危険だな…と思いつつも、なかなか工事には踏み切れないもの。そこで、リフォームの必要度を確認できるチェック項目をご用意しました。以下の内容に多くあてはまるのであれば、そろそろリフォームのタイミングです。
・段差の登り降りがつらい
・段差でよくつまずく
・段差で転び、怪我をしそうになることが増えた
・段差を越えるためには手すりが必須
・家全体の段差を解消し、老後に向けて準備をしたい
参考記事:築50年の自宅をリフォームすると何年住める? 注意点と費用相場
◼ 室内の段差を解消する方法
室内の段差を解消する方法をみてみましょう。
方法① DIY にチャレンジする
扉の下にある段差や和室につながる部分の段差であれば、段差を埋めるための材料を準備すれば自分たちでDIYをして解消することができます。大掛かりな工具は必要ありませんし、手を動かす時間を楽しむことができるでしょう。
しかし、自分たちでやってみたものの段差が解消されない、うまくいかず結局業者に依頼したため時間も費用もかかってしまった、というのはDIYの後悔として頻繁に挙げられます。プロに依頼することでスムーズに工事を進められるだけでなく、+αの提案をしてもらえることも想定しておきましょう。
方法② バリアフリーリフォームをする
思い切ってバリアフリーリフォームをすることで、気になる段差を解消するだけでなく劣化した床板や壁紙も一新することができます。住まい全体が綺麗になることで、家で過ごす時間がより快適なものになるでしょう。
段差がなくなることで、老後の暮らしが安心安全なものになるのはもちろん、小さなお孫さんが遊びに来やすくもなります。家族みんなで過ごす時間を今以上に楽しむことができると考えると、最適な選択かもしれませんね。
参考記事:高齢者も安心!バリアフリーデザインで実現する命を守る暮らし
◼ バリアフリーリフォームで大切なポイント3つ
段差を解消するためにバリアフリーリフォームを進めていく場合、以下のポイントをおさえながら工事計画を進めていきましょう。
① 手すりの設置やドアの拡張なども合わせて行う
段差の解消だけでなく、歩きやすくなるよう手すりを設置する、車椅子でも通れるようにドアを広くする、といった工事も合わせて行いましょう。5年後、10年後に今から備えておくことで、いざというときでも慌てることなく安心して暮らすことができます。
参考記事:壁を撤去するリフォームは可能?かかる費用相場と3つの注意点
② 介護保険制度の補助金や減税制度を利用する
バリアフリーリフォームの場合、介護保険制度の補助金を利用することができます。要件を満たす必要はありますが、工事費用を最大20万円まで支給してもらえます。
また、最大20万円までの所得税控除や、家屋の固定資産税額の1/3までの減税といった減税制度を利用することもできます。うまく活用して、リフォーム計画を進めていきましょう。
③ 誰のための段差解消リフォームなのかを話し合っておく
段差の解消といっても、誰のための段差解消なのかによって必要な工事内容は変わってきます。長く暮らし続ける人、主に生活する人の希望に即した段差解消でなければ、せっかくリフォームをしても不満が溜まってしまいます。
誰のためのリフォームなのかを一度しっかりと話し合った上で、必要な工事を進めていきましょう。
◼ 段差を根本から解決するリフォームを!
不満に感じている段差を解消することで、日々感じていたストレスが取り除かれ、スッキリとした気持ちで暮らすことができます。どんな暮らしをしたいのか、そのためにはどんなリフォームが必要なのかを事前に話し合った上で、今の暮らしにあった段差解消リフォームを進めていきましょう。
これからリフォームを考えているという方は、現在のご不満なところ、改善したいところなど、どんな小さなことでもリズムにお聞かせください。
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