日東エネルギー株式会社
私たちはRESUMブランドのもと、多くのお客様に満足いただける、更には「感動」いただけるリフォーム・リノベーションを目指しています。
>> スタッフ紹介はこちら保有資格1級建築士 / 2級建築士 / 1級建築施工管理技士 / 2級建築施工管理技士 / 福祉環境コーディネーター / インテリアコーディネーター / 増改築相談員 / 第二種電気工事士 / 給水装置工事主任技術者
建設業許可番号国土交通大臣 許可(般-30)第25345号
電話受付時間(土日祝除く)AM8:30~PM17:30
0120-078-210投稿日:2022.2.16
毎年冬の間は大活躍してくれる、大切な床暖房。築10年を超えてくると、『あと何年使えるのだろう?』とやはり寿命が気になってきますよね。真冬に故障する、寒くなり始めた頃に寿命を迎え使えない、という状況だけは避けたいもの。
そこで今回は、床暖房の寿命やリフォームする際の費用、注意点など、床暖房の寿命に関する疑問にまとめてお答えします。冬を暖かく過ごすためにもぜひ、リフォーム計画を進める参考にしてくださいね。
コラムのポイント
・床暖房のリフォームは、電気ヒーター式にするのか温水循環式にするのかによって費用は異なります。電気ヒーター式の場合は6畳あたり約30〜60万円、温水循環式の場合は6畳あたり約35〜65万円が目安です。
・家で過ごす時間が長くなった今、毎日の暮らしをより快適にするためにも、寿命が気になったら床暖房のリフォーム計画を進めていきましょう。
table of contents
床暖房は大きく『電気ヒーター式』と『温水循環式』の2種類に分けられます。どちらを設置しているのか、しっかりとメンテナンスはなされているのかなどによって、寿命は変わります。
床下に熱電線を設置し、電気を放電することで床全体を温めるのが『電気ヒーター式』です。熱電線がシンプルなつくりになっているため、故障しにくく寿命も長いのが特徴です。
温まるまでに時間がかかるため、部屋ごとの温まり方に差がありますが、長時間使い続ける場所にはお勧めです。床に強い負荷をかけたり、災害で家全体がダメージを負ってしまったりといったことがない限り、基本的には半永久的に使い続けることができます。
床の下にパイプを設置し、温水がその中を循環することで室内を暖めるのが『温水循環式』です。電気ヒーター式に比べるとすぐに温まるため、部屋を均一に暖めることができます。
温水を循環させるので電気代も抑えることができますが、定期的なメンテナンスに費用がかかります。パイプ内を循環する水は水道水が使われていることがほとんどですが、まれに不凍液という凍結を防ぐ液体が使用されていることがあります。この場合、不凍液を購入するための費用がかかります。
温水をつくる給湯器が10〜15年ほど、温水を循環させるパイプが30年ほどで耐用年数を迎えるため、築10〜15年前後、30年前後で基本的には寿命を迎えます。しかしこれはあくまで目安で、使い方によってはもっとはやく寿命を迎えたり、さらに5年ほど使えたりと様々なので一度業者に確認してみるようにしましょう。
床暖房そのものはそこまで故障しにくい設備ですが、温める大元となるエコキュートやエコジョーズなどの熱源は修理や交換が必要です。床暖房が暖かくならない、暖かくなるまでに時間がかかりすぎる、といった場合はまず熱源の修理や交換が必要です。
修理や交換をしても変わらない、修理ができない状態に故障してしまった、という場合はリフォームを検討しましょう。
床暖房のリフォームは、電気ヒーター式にするのか温水循環式にするのかによって費用は異なります。
・6畳あたり 約30〜60万円
・6畳あたり 約35〜65万円
現在電気ヒーター式を使用しており、リフォームを機に温水循環式に変更する場合、熱源の設置が必要になります。その場合、別途約25〜100万円必要になるので注意しましょう。
また、床暖房を現在使用している床材に直接貼り付けるのか、床を剥がして改めて設置するのかによっても費用は変わります。
・6畳あたり 約30〜48万円
・6畳あたり 約8〜12万円
現在使っている床に直接貼り付ける場合、床材の解体や撤去をする必要がないためリフォーム費用をおさえることができます。一方の床をはがして設置する場合は、はがした床材を処分する費用がかかります。また、床の高さが約1〜2㎝高くなるため、段差の解消や扉の高さの変更が必要になる場合があるため注意しておきましょう。
リフォームにかかる期間は、現在使っている床に直接貼り付ける場合2〜3日、床を剥がして張り替える場合は5〜7日が目安です。ただこの日数はあくまでも目安で、部屋の広さや床下の劣化状態によっても変わります。見積もりを出してもらい、正確な日数は確認するようにしましょう。
床暖房のリフォームを進める場合、以下の点に注意が必要です。
床暖房を稼働させることで、床材には大きな温度変化の負荷がかかります。0℃から30〜60℃までの急激な温度変化に耐えられるよう、熱が伝わりやすく、電気ヒーターやパイプの熱に耐えられる床材を選ぶようにしましょう。クッションフロアやフロアタイルはあまり相性がよくないため、注意が必要です。
マンションにお住まいの場合、床暖房のリフォームが可能かどうか確認した上で計画を進めていきましょう。床のリフォームそのものを禁止されていることもあるため、床材の張り替えは可能なのか、フローリングの等級は決められているのか、など『管理規約』をあらかじめ確認しておくことで大きなトラブルを避けることができます。
せっかく床暖房のリフォームをしても、家の断熱性が低ければ温かい部屋をキープすることはできません。暖房が効きにくい、廊下がいつも寒い、など外気温の影響が気になるようであれば、床暖房リフォームのタイミングで断熱リフォームも検討しましょう。
断熱リフォームでは、 壁や天井、床下に断熱材を入れて家全体を包み込み、扉や窓を変えて気密性を高め外気温の影響を受けにくくする工事を行い、文字通り断熱性を高めていきます。家の性能そのものを向上させるために行うため、より快適な住まいにすることができます。
リビングやダイニングだけでなく、他の部屋にも床暖房は必要ないか確認した上でリフォーム計画を立てていきましょう。例えば、洗面所はヒートショックを予防するためにも床暖房の設置は有効です。温かい部屋と寒い部屋との温度差が心筋梗塞や脳梗塞を引き起こすヒートショックは、命を落とす危険があるため予防が大切です。その予防となるのが洗面所を温める、室内の温度差があまり生じないようにする、などです。洗面所に床暖房を設置しておくことで、ヒートショックによる事故を防ぐことができます。
長時間過ごす場所だけでなく、滞在時間が少なかったとしても必要な場所に床暖房を設置するようにしましょう。
いざ使おうと思った時に使えないという状況は避けたいもの。家で過ごす時間が長くなった今、毎日の暮らしをより快適にするためにも、寿命が気になったら床暖房のリフォーム計画を進めていきましょう。
床暖房のリフォームにも様々な方法があります。ご予算やライフスタイル・動線に合わせて2~3プランご提案させていただきますので、リフォームを検討されている方はお気軽にお問い合わせください。
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