和室を洋室にリフォーム|メリットや費用相場・工事の流れをご紹介
使わない和室をそのままにしておくのはもったいないもの。今後も使用する予定がないのであれば、リフォームのタイミングで和室を洋室に変更してしまうのもひとつの手段です。とはいえ、どのくらい費用がかかるのか、何か特別に気をつけるポイントがあるのか、などわからないこともたくさんありますよね。
そこで今回は、和室を洋室にリフォームする前に知っておきたい費用相場とリフォームのポイントをまとめてご紹介します。これからのリフォーム計画に、ぜひお役立てください。
コラムのポイント
・生活スペースは限られており、せっかくのスペースを使うことなく放置したままにするのはもったいないもの。今後も使いそうにないのであれば、和室を洋室にリフォームしてしまい、暮らしのスペースを広げていきましょう。
・和室を洋室に変更することで、使い勝手の悪かった和室に新たなエネルギーを吹き込むことができます。綺麗にリフォームをして、快適な暮らしを手に入れましょう。
table of contents
- ◼和室を使わないのはもったいない!
- ◼和室を洋室にリフォームするメリット
- ◼和室を洋室にリフォームする費用相場(6〜8畳の場合)
- ◼和室を洋室にリフォームするポイント
- ◼和室を洋室にリフォームする流れ
- ◼和室を洋室にリフォームするなら…
◼和室を使わないのはもったいない!
『日本人だし…』『あったほうがいいから…』と設置された和室。使われることなく襖を開けることなく、長年放置していませんか?和室はあって当たり前、という環境で育ってきた場合、確かに和室はなくてはならない存在かもしれません。しかし生活様式が変わり、ライフスタイルが変わり、暮らしの中から和室がなくなっても問題ない、という人は着実に増えてきています。
Before
After
生活スペースは限られており、せっかくのスペースを使うことなく放置したままにするのはもったいないもの。今後も使いそうにないのであれば、和室を洋室にリフォームしてしまい、暮らしのスペースを広げていきましょう。
◼和室を洋室にリフォームするメリット
和室を洋室にリフォームする場合、
・使い勝手が良くなる
・掃除が楽になる
・畳や障子がなくなりお手入れが楽になる
・畳によるダニアレルギーの心配がなくなる
・家具を自由に置くことができる
・介護する際、布団よりもベッドの方が楽
このようにたくさんのメリットがあります。
Before
After
リフォームをすることで工事費用はかかりますが、それ以上に得られる楽な暮らしや健康面での安心を考えると、満足のいく未来が手に入りそうですね。
◼和室を洋室にリフォームする費用相場(6〜8畳の場合)
和室を洋室にリフォームする場合の費用相場は、約30〜100万円です。工事内容ごとの費用内訳をみてみましょう。
畳をフローリングに変更 約20〜35万円
畳をフローリングに張り替える場合、ただ畳を剥がしてフローリングを貼るだけではなく、床の下地処理が必要になります。畳の厚さに比べフローリングは薄いため、下地を厚くして床の高さをあげる必要があります。さらに築年数によっては断熱材が入っていないケースもあるため、断熱処理などを含めると費用は高額になります。
また、選ぶフローリングの素材によっても費用は変わります。
押し入れをクローゼットに変更 約10〜25万円
クローゼットへの変更は、扉の交換や棚の設置などが含まれます。十分スペースのある押し入れですが、さらに広いウォークインクローゼットにする場合はさらに費用がかかります。
引き戸にするのか、折れ戸にするのかによっても費用は変わります。
襖を扉に変更 約5〜20万円
襖を洋風の扉に変更する場合、襖と同じような引き戸にする場合と、敷居部分に壁をつくり扉を取り付ける場合によって費用は異なります。費用をかけず短期でリフォームを終えられるのは前者ですが、より洋風にできるのは後者です。
扉のグレードやサイズによっても、費用は変わります。
壁や天井を変更 約10〜20万円
和室の壁や天井をそのままにフローリングにリフォームし、和モダンな雰囲気にすることもできますが、和の雰囲気を残したくない場合は思い切って壁や天井もリフォームしましょう。
特に一戸建ての場合、壁の構造が和室と洋室では異なるため壁の厚みを調整する作業が必要になります。この時に選ぶ壁紙のグレードによって、費用は変わります。
照明の変更 約1〜5万円
洋室の中に和の照明がかかっていたら、なんとなく違和感を感じてしまうもの。新しい部屋の雰囲気に合わせて、照明も変更する方がおしゃれに仕上がります。コンセントのようなものを抜き差しするだけで設置できるものであれば大掛かりな工事は必要ありませんが、照明の種類やサイズによって費用が変わります。
◼和室を洋室にリフォームするポイント
和室を洋室にリフォームする際に知っておきたいポイントをみてみましょう。
構造の違いを把握しておく
和室と洋室とでは、構造が違う可能性があります。今の構造を確認した上で、どのようにリフォームするのかという計画を立てていきましょう。
例えば床の場合、前述したように畳よりもフローリングの方が厚さが薄いため下地の処理をする必要があります。また、床材の下には『根太(ねだ)』という木材が取り付けられています。畳をフローリングに変更する場合、この根太の間隔を狭くし、数を増やす必要があります。
また壁の場合、多くの和室では『真壁(しんかべ)』という柱を露出させる構造になっています。この構造を、『大壁(おおかべ)』という洋室で多く使用されている柱が露出していない構造に変更する場合、そのための工事が必要になります。
防音対策をしておく
特にマンションの場合、畳よりもフローリングの方が防音性が低いため対策が必要です。多くのマンションでは防音規定や遮音等級が定められているため、その規定に合わせて防音性の高いフローリングを選ぶようにしましょう。
最近は防音性の高いフローリング材も増えてきていますが、防音性が低いものもたくさんあります。そういったフローリングを選ぶ際は、床下に防音材を敷くといった対策が別途必要です。
バリアフリー対策をしておく
和室から洋室にリフォームした場合、敷居部分が床面よりも高くなります。つまずいてしまわないよう、車椅子でも行き来しやすいよう、バリアフリー対策をしておきましょう。
洋室にリフォームした部屋を介護に使用する場合、滑りにくく車椅子による傷や汚れが付きにくい床材を使用することも大切です。
◼和室を洋室にリフォームする流れ
和室から洋室へのリフォームは、以下の流れで行います。
⒈ お問い合わせ・見積もり依頼
チラシやホームページ、電話から資料請求や見積もり依頼を行います。
⒉ まずは相談
いただいた依頼内容を元に、和室から洋室にリフォームする上で気になる疑問や質問を相談いただきます。
⒊ 現地調査・打ち合わせ
お話を聞かせていただいた上で、現地調査を進めていきます。この時に、リフォームプランや見積もりをより詳しく作成していきます。
⒋ リフォームプランをもとに検討する
現地調査や相談内容を踏まえた上で出来上がったリフォームプランや見積もりを、検討します。
弊社にご相談いただいた場合、ここまでは無料です。
⒌ リフォーム契約
プランや見積もりに納得していただけたら、契約となります。
⒍ リフォーム着工、完成
⒎ 工事代金のお支払い
和室から洋室へのリフォームは、このような流れで行います。わからない点に関しては都度相談し、納得した上でリフォームを進めていくようにしましょう。
◼和室を洋室にリフォームするなら…
和室を洋室に変更することで、使い勝手の悪かった和室に新たなエネルギーを吹き込むことができます。綺麗にリフォームをして、快適な暮らしを手に入れましょう。
和室に関するご不満なところ、改善したいところなど、どんな小さなことでもリズムにお聞かせください。私たち女性プランナーがお客様のご希望や今後のライフスタイルを踏まえ、女性目線に立った最適なリフォームプランをご提案させていただきます。間取り変更を伴うようなリノベーションも、ご予算やライフスタイル・動線に合わせて2~3プランご提案しますので、その中からお選びいただくことができます。
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