リフォームで防音対策|マンション・戸建て別に見る防音リフォームの注意点と後悔しやすいポイント

ステイホーム期間を機にリモートワークが普及し、在宅で過ごす時間が増えたご家庭も多いのではないでしょうか。
そのため、家における「音」に対する感じ方もより繊細になりました。
これまで気にならなかった生活音がストレスになったり、仕事や趣味の時間に集中できなかったりと、音は日常の快適さを左右する重要な問題です。
そこでこの記事では、マンション・戸建てそれぞれの住まいにおける防音リフォームの特徴、工事前に知っておきたい注意点や後悔しやすいポイントを解説します。
コラムのポイント
- ・防音リフォームは、音の種類と目的を整理することが重要です
- ・マンションと戸建てでは、防音工事で対応できる範囲が異なります
- ・DIYで行える防音対策には、構造的な限界があります
- ・構造や法規を理解したうえで計画し、後悔を防ぎましょう
Contents
防音リフォームを具体的に検討するタイミング

防音リフォームは、ライフスタイルの変化がきっかけになることもあります。
在宅ワークが普及し、オンライン会議中の生活音や家族の声が気になるようになった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
また、楽器演奏や映画鑑賞を楽しむ中で、音量が気になるケースもあります。
特にマンションでは、上下階や隣室への配慮が常に求められる環境であるため、音問題の対策は急務です。
また戸建て住宅でも、家族の生活リズムが異なることで、音の干渉がストレスになる場面があります。
「今までは我慢できていた音」が、日常的な負担として積み重なったときが、防音リフォームを具体的に検討するタイミングです。
防音リフォームの対応範囲|音が「気にならない」状態をつくる

防音リフォームは、音に関する悩みを軽減する手段のひとつですが、対応できる範囲は限られます。
まずは、防音によって何を改善したいのかを整理してみましょう。
音を外に漏らしにくくする対策
楽器演奏や映画鑑賞、話し声など、室内で発生する音を外部に伝えにくくする目的の防音です。
壁・床・天井に遮音性能を持たせることで、音の漏れを抑えやすくなります。
ただし、特に低音は構造を伝わりやすく、完全に遮断することは難しいことは前提です。
外部の音を室内に入りにくくする対策
交通量の多い道路沿いや、近隣の生活音が気になる場合は、外部からの音を減らす対策が必要です。
この場合、窓や換気口といった開口部の性能が、防音効果を大きく左右します。
完全な無音空間は現実的ではない
一般住宅の防音リフォームでは、音を完全に遮断することは現実的ではありません。
音のレベルを下げ、「気にならない状態」に近づけることを目標にするのが一般的です。
マンションの防音リフォームで注意したい点

マンションで防音リフォームを行う場合、戸建てとは異なる制約があります。
この章では、マンションならではの防音リフォーム
管理規約と工事範囲の確認
マンションでは、床・壁・天井の一部が共用部分に該当することがあります。
防音工事が専有部分内で完結するのか、事前に管理規約を確認することが欠かせません。
合わせて管理会社に相談するなど、工事範囲を確認しておきましょう。
床の防音は制限が多い
床の遮音性能は、下階への影響が大きく、工事内容に制限がかかるケースが多くあります。
指定された遮音等級を満たす床材を選ぶ必要があり、自由度は高くありません。
窓対策が効果を左右する
外壁に手を加えられないマンションでは、内窓の設置が有効な防音対策になることもあります。
比較的短工期で施工でき、外部からの音に対する体感効果も得やすくなります。
こちらの記事では、防音対策に伴う間取り変更リフォームを検討する際のポイントをご紹介しています。
気になる方は、こちらもぜひ参考になさってください。
▶︎ 参考コラム:間取り変更リフォームの後悔しないポイント4つと業者選びのコツ
戸建ての防音リフォームで注意したい点

戸建て住宅は、防音工事の自由度が高い一方で、建物全体への影響を考慮する必要があります。
この章では、戸建て住宅ならではの防音リフォームの注意点を確認しましょう。
音は構造全体を伝わる
音は空気だけでなく、柱や梁、床などの構造体を通じて伝わります。
一室だけを防音しても、他の部屋に音が伝わる場合があるため注意が必要です。
外部への音漏れにも配慮が必要
戸建てでも、近隣との距離が近い場合は、外部への音漏れが問題になることがあります。
室内側だけで完結しないケースがある点を理解しておきましょう。
こちらの記事では、天井の防音対策の際にも知っておきたい天井リフォームの費用相場やプランニングのポイントをご紹介しています。
合わせて、ごらんください。
▶︎参考コラム:天井リフォームの種類や費用相場・注意点は?後悔のないプランニングのポイント
防音リフォームをDIYで行う際の注意点

市販の防音シートや吸音材を使ったDIYは、手軽に始めやすい方法です。
ただし、できる範囲には限界があり、プロの施工でしか対応できない工事もあります。
DIYで対応しやすいのは、音の反響を抑える吸音です。
音そのものを遮断する遮音には、重量と密閉性が必要になり、DIYでは対応が難しくなります。
ここでは、防音リフォームをDIYする際の注意点を解説します。
美観や施工方法を確認する
吸音材の貼り付け方によっては、表面が波打ったり、継ぎ目が目立ったりして、部屋全体が雑然とした印象になることがあります。
また、両面テープや簡易接着で固定した場合、湿度や温度変化の影響を受けやすく、時間の経過とともに剥がれや浮きが生じるケースもあるため注意が必要です。
長期的に使う空間では、見た目と耐久性の両方を意識した施工方法を選びましょう。
たとえば、次のような対策があります。
- ・壁内部に吸音材を入れ、仕上げは石膏ボードとクロスで整える
- ・吸音材を表に出す場合は、専用フレームや下地材を使って固定する
- ・部分的に使う場合は、視線が集まりにくい位置や腰高までに抑える
このような工夫を取り入れることで、生活空間としての美観を保ちやすくなります。
法規上の安全面にも配慮する
防音工事の内容によっては、建築基準法上の扱いに影響する場合があります。
たとえば、壁や天井を二重構造にして空間を区切る場合や、用途を限定した専用室として計画する場合には、床面積の算定や換気・採光の条件の確認が必要な場合もあるため注意が必要です。
一方で、壁内部に吸音材を入れる、内窓を設置するといった内装中心の工事であれば、法規上の扱いが変わらないケースもあります。
防音効果だけを優先すると、換気不足や避難経路の確保といった安全面に影響が出ることがあります。
防音性能と施工の安全性を両立させるために、建築基準法や消防面を踏まえて計画しましょう。
防音リフォームで後悔しやすいポイント

防音リフォームは、事前整理が不十分だと後悔につながりやすくなります。
最後にここでは、防音リフォームで公開しやすいポイントを3つご紹介します。
音の種類を整理していなかった
話し声、足音、低音など、音の種類によって対策は異なります。
目的を整理せずに工事を進めると効果を実感しにくくなるため、どのような音に不満があるのかを事前にまとめておきましょう。
部分的な工事で効果を期待しすぎた
一部のみの工事では、期待したほどの効果が得られないケースがあります。
部分的な工事で防音できる範囲は限られるため、期待する防音レベルに合わせて計画することが重要です。
使い勝手に課題がある
防音性能を高めることで、換気や空調効率に影響が出る可能性があります。
生活動線や快適性も含めて、リフォームの内容を検討しましょう。
実績のある施工会社に相談し、法規面も含めて確認しながら進めることで、安心して過ごせる防音空間づくりにつながります。
まとめ|暮らしに合った防音リフォームで快適な暮らしを
防音リフォームは、音の悩みを解消するための手段です。
マンション、戸建てともに、音問題を完全に解決することは難しいものです。
しかし、目的に沿った防音計画をすることで、日々のストレスは軽減されます。
リズムは、足立区・ふじみ野、松戸、太田、稲毛、戸田エリアを中心に、防音対策を含む、さまざまなタイプのリフォーム相談を行っております。
店舗での対面相談だけでなく、足を運ぶことが難しい方にも安心のオンライン相談を承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
