外壁リフォームは必要?時期や費用相場・工事内容まとめ
紫外線や雨風といった刺激を常に受け続けている外壁。色褪せてきたし、築年数も経つし、そろそろリフォームを…とは思うものの、最適な時期はあるのか、どのくらい費用がかかるのかなどわからないことがたくさんあるとリフォーム計画を立てるのも億劫になりますよね。
そこで今回は、外壁リフォームに最適な時期や種類、費用相場など、事前に知っておきたい基礎知識をまとめました。これからのリフォーム計画に、ぜひお役立てください。
コラムのポイント
・どんな塗料や外壁材を使っているのかによってリフォームが必要な時期は異なりますが、ほとんどの外壁は定期的なリフォームが必要です。
・外壁リフォームをすることで外観を美しく保ち、住宅性能を高めることもできます。必要なタイミングやかかる費用相場をチェックして、外壁リフォームの計画を立てていきましょう。
◼ 外壁リフォームは必要?
紫外線や雨、風、ホコリなど様々な刺激にさらされている外壁。築年数が経つにつれて少しずつ劣化が見られ始めるものの、大きな破損や汚れなどがなければ『外壁リフォームは必要ないのでは…?』と思うかもしれません。
どんな塗料や外壁材を使っているのかによってリフォームが必要な時期は異なりますが、ほとんどの外壁は定期的なリフォームが必要です。
外壁リフォームが必要な3つの理由
定期的な外壁リフォームが必要な理由として、以下の3つが挙げられます。
①外観を美しく保つため
時間が経つにつれて、外観は色褪せヒビや汚れが目立つようになってきます。このまま放っておいてしまうと、さらに汚れは目立ち家そのものが古びた印象になってしまいますが、外壁リフォームをすればまるで新築のような見た目を取り戻すことができます。
大切な家の見た目をいつまでも綺麗に保つためにも、外壁リフォームは必要です。
②住まいを守るため
色褪せヒビや汚れが目立つ外観は、断熱性や遮熱性、防水性といった住まいを守る性能が下がっているため、住まいを守ることができません。外部からの刺激に耐えられず、雨漏り、浸水、カビ、腐食などを引き起こし、一気に寿命を縮めてしまいます。
外壁リフォームをすることで、住まいを長持ちさせることができます。
③住まいの維持費をおさえるため
まだ大丈夫…と後回しにされがちですが、外壁リフォームは定期的に行うことで住まいの維持費をおさえることができます。シロアリ被害やヒビ、雨漏りが広がった後で補修しようとした場合、高額な費用がかかるだけでなく、場合によっては住み続けることができなくなる可能性もあります。
必要な時期に必要な工事を行うことで、住まいの維持費にかかるトータルコストをおさえることができます。
参考記事:築40年はリフォーム?建て替え?プロが教える判断基準
◼ 外壁リフォームを検討するタイミングは?
外壁リフォームをする場合、いつ行うのが最適なタイミングなのでしょうか。
築年数が経っている
一般的に、築10年前後が最初の外壁リフォームのタイミングとされています。その後は、リフォーム時にどんな塗料を使用したのか、劣化がどのくらい進行しているのかによって必要な時期は変化します。
外壁が色褪せている
外壁の色が薄くなってきた、新築の時の色と違う、など色の変化が気になってきたら外壁リフォームのタイミングです。
ヒビ割れている
外壁に塗ってある塗膜表面がヒビ割れている、外壁そのものにヒビが入っている、という場合、住まいや構造そのものの劣化も進んでいる可能性があるため早めの対処を検討しましょう。
外壁に触ると手に白い粉がつく
外壁を触った時に、白い粉がつくことがあります。『チョーキング』というこの現象が起こる場合、すでに塗料の劣化が進み性能が落ちているため、早めのリフォームが必要です。
塗料が剥がれている
外壁に塗った塗料が剥がれ落ちている場合、剥がれた部分は外部からの刺激に弱くなっています。剥がれた部分から雨水が侵入したりカビが生えたりするため、こちらも早めに対処するようにしましょう。
参考記事:窓リフォームで暮らしが変わる!費用相場と快適な室温キープのポイントとは
◼ 外壁リフォームの種類と費用相場
外壁リフォームの種類は、大きく3つに分けられます。現在の外壁の状態や求める機能、予算に合わせて選ぶと良いでしょう。
① 塗り替え
外壁の塗料を塗り替える、という外壁リフォームの中ではもっとも手軽な『塗り替え』は、選ぶ塗料によってかかる費用が変わります。塗料は『遮熱性』『防水性』『防カビ』『高意匠』といった様々な種類の中から選ぶことができるため、最も重視している性能の中から選ぶのがおすすめです。
30坪2階建ての場合、
・耐用年数10〜15年のシリコン塗料を使用 約96万円〜
・耐用年数12〜15年の遮熱塗料クールテクト使用 約103万円〜
上記が目安となります。
② 重ね貼り
古い外壁の上に、新しい外壁を貼り付けることを『重ね貼り』といいます。カバー工法とも呼ばれ、古い外壁をそのまま残すのでリフォームに手間がかからず費用もおさえることができます。外壁を残すため、劣化や破損がそこまで進んでいないというのが前提になります。
30坪2階建ての場合、材料費や作業費、足場など全て合わせて約120万円〜が目安となります。
③ 張り替え
現在使用している外壁を撤去し、新しい外壁に変更することを『張り替え』といいます。外壁を剥がして新しいものに取り替えるため、費用も時間もかかります。状態によっては塗り替えや重ね貼りで対応できることもあるため、あらかじめ検討しておきましょう。
築30年以上経過し、全体的な劣化が気になる状態であれば、張り替えがおすすめです。
30坪2階建ての場合、材料費や作業費、足場など全て合わせて約120万円〜が目安となります。
上記のリフォーム費用はあくまで目安です。外壁の状態や面積、工法によって費用は変わってくるため、まずは住宅診断を行い、どのような対処が必要なのかを確認しましょう。
◼ 外壁リフォームの実例
リズムが手がけた外壁リフォームをご紹介します。費用やビフォーアフターなど、ぜひ参考にしてみてください。
塗り替えて、陽光の下きらめく白亜のエレガンス邸宅に!
After
Before
・建物の種類… 戸建て住宅
・リフォーム箇所… 外壁、屋根
・費用… 192万円
外壁のリフォーム時期を迎えたものの、塗り替えのイメージを相談したかったとおっしゃる家主様。こうしたい、というイメージをお持ちだったので、シミュレーション画像を作成して何度も打ち合わせを重ね、理想の状態に完成しました。
やわらかな色合いだったものが、屋根と壁のコントラストがはっきりとしたオシャレでエレガントな白亜の邸宅に生まれ変わりました。
思い入れのある地でこれからも住まい続けるためのリフォーム
After
Before
・建物の種類… 戸建て住宅
・リフォーム箇所… 外壁、内装の一部、水回り
・費用… 1,000万円
全体的に経年劣化しているものの、リフォームをしてこれからも住み続けたい!とご依頼いただいたこちらのお家。内装がガラリと変わったことで印象が変わり、住宅性能が上がったことで室内は暖かくなりました。もちろん外壁も違う色にしたことで、雰囲気を変えて生まれ変わることができました。
◼ 外壁リフォームで快適な暮らしを!
気になっていた外壁が綺麗になれば、住まいに対する愛着がさらに湧いてきますし、住宅の性能も上がるため家で過ごす時間がさらに快適なものになります。必要なタイミングでリフォームを行い、心地よい住まいをキープしていきましょう。
外観に関するご不満なところ、改善したいところなど、どんな小さなことでもリズムにお聞かせください。私たち女性プランナーがお客様のご希望の色やご予算に合わせて最適なプランをご提案させていただきます。
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