リフォーム前に知っておきたい!リフォームローンの審査と流れ
自宅の老朽化が気になってきた、息子夫婦と一緒に暮らすことになった、など様々な理由でリフォームを検討する時、やはり気になるのは費用面です。リフォームの内容によっては自己資金ではまかなえない…という状況も珍しくありません。そんな時、検討するのが『リフォームローン』です。
いざリフォームローンを利用する時に困らないように、リフォームローンの内容や審査基準、流れ、ポイントなどあらかじめ確認しておきましょう。
コラムのポイント
・リフォームローンは、現在の住まいをリフォームするために必要な資金の融資を受けるため、無担保のものが多いのですが、住宅ローンに比べると金利が高くなっているのが特徴です。銀行や信用金庫だけでなく、ネットバンキングや企業と提携したものなど様々な商品があるため、事前に融資の条件や金利などを調べておくとよいでしょう。
・リフォームローンの審査は、借入額をできるだけ少なくすることで審査に通りやすくなります。今後リフォームを計画されているのであれば、直前になって頭を抱えてしまわぬよう、しっかりと自己資金の準備をした上でリフォームを進められるようにしましょう。
table of contents
- ◼リフォームローンとは
- ◼リフォームローンの審査基準と重視するポイント
- ◼リフォームローンが通らなかった…考えられる理由は?
- ◼リフォームローンの流れ
- ◼準備を整えて、納得のリフォームを!
◼リフォームローンとは
自宅の修理や増築、改築など、リフォームを行う際に利用できるのがリフォームローンです。
老朽化した自宅や設備をリフォームする際、内容によっては数百万から一千万以上かかります。まとまった費用がかかる中、自己資金だけでまかなうのには限界があります。そんな時に活用し、無理なくリフォーム計画を進めていくサポーターとなるのがリフォームローンです。
リフォームローンは、現在の住まいをリフォームするために必要な資金の融資を受けるため、無担保のものが多いのですが、住宅ローンに比べると金利が高くなっているのが特徴です。リフォームローンは、銀行や信用金庫だけでなく、ネットバンキングや企業と提携したモノなど様々な商品があるため、事前に融資の条件や金利などを調べておくとよいでしょう。
◼リフォームローンの審査基準と重視するポイント
リフォームローンを利用する際、どのようなポイントをチェックされるのでしょうか。
チェックポイント① 勤務先
毎月返済することができるのか、リフォームローンを利用して問題のないか判断するために、勤務先をチェックします。
チェックポイント② 最低年収
返済能力をみる指針となるため、最低年収もチェックされます。金融機関によって変わりますが、150万円が最低年収のボーダーラインとされています。
チェックポイント③ 勤続年数
安定した仕事ができているのか、仕事を続けることができる人物なのかを確認します。最低1年以上、5〜10年以上で審査にも通りやすくなります。
チェックポイント④ 雇用形態
安定した返済ができるかどうかを確認するため、雇用形態も確認されます。自営業やアルバイトよりも、正社員の方が有利になります。
チェックポイント⑤ 借入時の年齢
完済できる可能性の高さや将来的に年収が増えることを考えると、借入時の年齢が若ければ若いほど、審査には有利になります。若いというだけで安心感につながることもあります。
チェックポイント⑥ 完済時の年齢
リフォームローンを完済した時の年齢が高い場合、退職後のローン返済が可能かどうか、経済力はあるのかどうかが審査されます。完済時の年齢は80歳まで、としている金融機関も多くあります。
チェックポイント⑦ 健康状態
持病を抱えていると、休職や退職、入院が想定されるため、健康面も審査対象となります。健康状態に問題がない人、不安視する部分がない人が審査では有利になります。
チェックポイント⑧ 他社での借入状況
他社での借入件数や返済状況を確認し、滞りなく完済できるのか、返済計画は安心できるものなのかを審査されます。借入状況を重視していない金融機関もありますが、調べられても問題ないように備えておくことが大切です。
チェックポイント⑨ 居住形態や家族構成
金融機関によっては、どこに住んでいるのか、何人家族なのか、なども審査対象となります。申請しようとしているリフォームローンが、どこまでを審査対象としているのかといった基準は公開されていませんが、こういった部分までチェックされるという事はあらかじめ把握しておくとよいでしょう。
◼リフォームローンが通らなかった…考えられる理由は?
リフォームローンの審査を申し込んでも、通らないこともあります。
返済負担率が高い
年収に対して、ローン返済に当てる費用の割合を返済負担率といいます。例えば年収が400万円以上の場合、返済負担率は35%以内におさえることが理想とされています。この返済負担率はリフォームローンだけでなく、住宅ローンや教育ローンも含まれるため、注意が必要です。
最低年収や勤続年収などが基準を満たしていない
最低年収が低すぎる、勤続年数が短い、など最低限の基準を満たしていない場合、審査に通らない可能性が高くなります。
複数の金融機関に申し込みをしている
落ちたら困るから…と複数の金融機関に同時にリフォームローンをしてしまうと、その行為で自分の首を締めることにもなりかねません。複数申請をすることで、返済困難と判断されてしまう可能性があるため、リフォームローンの審査は1社に絞って行いましょう。
団体信用生命保険に入れない
事故や病気でローン返済が困難になった時、ローン残高が保険会社から金融機関に支払われる保険を団体信用生命保険といいます。リフォームローンの契約条件として、この保険の加入を義務付けている金融機関があるのですが、健康面の不安がある場合加入できず、リフォームローンも組めない可能性があります。
◼リフォームローンの流れ
リフォームローンを利用する場合、以下の流れで進めていきます。
仮審査の申込み
まずは『仮審査』を受けた後、『本審査』に進みます。
仮審査では、インターネットで借入希望額や借入希望日、現在の借入状況といった情報を入力し、申し込みを行います。
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仮審査の結果通知
仮審査に記載された内容を元に金融機関側がチェックを行い、融資ができるかどうかを判断します。最短で即日、遅くとも3日ほどで結果が届きます。
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本審査の申し込み
仮審査に通過したら、本審査に申し込みます。源泉徴収票や本人確認書類などの必要書類を揃え、提出すれば申し込み完了です。こちらも3日ほどで結果が届きます。
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契約
本審査を通過したら、契約の手続きをします。書類に必要事項を記入し、署名、捺印をした上で送付すれば手続き完了です。
◼準備を整えて、納得のリフォームを!
リフォームローンの審査は、借入額をできるだけ少なくすることで審査に通りやすくなります。今後リフォームを計画されているのであれば、直前になって頭を抱えてしまわぬよう、しっかりと自己資金の準備をした上でリフォームを進められるようにしましょう。
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