【最新版】床のリフォーム基礎知識
床の痛みやキズ、きしみなどが気になってきたらリフォームのタイミングです。とはいえ、どんな床材を選べばいいのか、どのくらいの費用や期間がかかるのか、などわからないことがたくさんありますよね。そこで今回は、床のリフォームの参考になるタイミングや床材の種類、かかる費用やタイミングなどまとめてご紹介します。これからのリフォーム計画に、ぜひお役立てください
コラムのポイント
・お手入れの状態や気候条件によりますが、平均で10〜15年のスパンで張替えが必要といわれています。床の状態を見極めながら、どのタイミングでリフォームを始めるのかを決めていきましょう。
・床材にはフローリングやクッションフロア、カーペット、フロアタイルなど様々な種類があります。メリットやデメリットを考えながら、自分たちにあったものを選ぶようにしましょう。
・よきタイミングでリフォームをして、快適な住まいを維持していきましょう!
table of contents
- ◼床をリフォームするタイミングは?
- ◼床材の種類とメリット・デメリット
- ◼床のリフォームにかかる費用と期間
- ◼床のリフォーム実例
- ◼床のリフォームで気分一新!
◼床をリフォームするタイミングは?
お手入れの状態やお住いの地域の気候条件によりますが、床材は平均で、10〜15年のスパンで張替えが必要といわれています。このくらいの時期になると、床のキズや凹みなどが気になってきます。これは、どのタイミングでリフォームを始めるのかを見極めるタイミングでもあります。
汚れやキズ
家具を引きずったり子どもがおもちゃを落としたり、生活している中でついてしまうキズはたくさんあります。ペットを飼っているご家庭では、引っかき傷などもついてしまうでしょう。これらのキズが蓄積されるとさらに大きなキズにもなりますし、汚れが溜まって汚れが落ちなくなってしまうこともあるため、早めの対処が必要です。
床のきしみ
床材の伸縮や膨張、土台の隙間や接着不良などによってきしむことがありますが、築年数が経ってからのきしみは床材の腐食やシロアリ被害が気になります。腐食やシロアリの被害に遭っている場合、家の基礎となる柱や床下が食い荒らされてしまうため、放っておくと大きなダメージを受けてしまいます。築10〜15年以上経っている場合は、気になった段階で点検など行うことをお勧めします。
床の変色
紫外線を浴びすぎて塗膜が剥がれ変色してしまったり、コーヒーや調味料をこぼして放置したため変色してしまったり、床は常に変色の危機にさらされています。また、湿気がたまることで黒ずむこともあります。同じ室内なのに、場所によって大きく色が変わってしまうと不恰好ですし、さらなる劣化も気になります。変色があまりにもきになるようであれば、リフォームのタイミングです。
◼床材の種類とメリット・デメリット
床材といっても様々な種類があり、何を選ぶかによって部屋の雰囲気やお手入れのしやすさは大きく変わります。
フローリング
木でできた床材のことを、フローリングといいます。薄く板を貼り合わせてつくられる合板材と、天然の木を使用する無垢材とがあります。
メリット
合板材は様々なデザインの中から選ぶことができ、傷がつきにくいのが魅力です。安く手に入れることができるので、リフォーム費用を抑えることができます。無垢材は気持ち良い手触りで温かみのある雰囲気をつくり出すことができ、寿命も長いため素材の変化を楽しむことができます。
デメリット
水に弱く汚れが落ちにくいため、こまめにお手入れをしておかないとダメージが蓄積されてしまいます。無垢材に関しては、割れたり反ったりすることも気になる部分です。
クッションフロア
塩化ビニールでつくられた、シート状の床材をクッションフロアといいます。プリントされた木材や大理石など様々な絵柄を選ぶことができます。
メリット
水に強く柔らかい素材なので、汚れをさっと落としやすくお手入れをしやすいことが大きなメリットです。トイレや脱衣所、洗面所などの水周りで重宝します。小さなお子様や高齢の方にとっては、とても足あたりの優しい素材です。
デメリット
汚れには強いのですが、熱に弱いのが難点です。そのためキッチンにはあまり向かない素材です。衝撃にも弱いのでキズがつきやすく、長期間家具を置きっぱなしにしていると跡がついてしまう事もあります。
カーペット
ウールやナイロン、アクリルなどの繊維質でつくられたものがカーペットです。サイズやカラーのバリエーション豊富で、好きなデザインを選ぶことができます。
メリット
滑りにくく柔らかい素材で、特に冬場は足元暖かく生活することができます。部屋全面に敷き詰めることで保温効果がありますし、足音や床のキズなどを気にしなくても良くなります。
デメリット
カーペットの大きなデメリットはダニが発生しやすいとういうことです。コーヒーや食べ物をこぼしてしまうとシミがついてしまったり、匂いが残ってしまったり、というのもデメリットでしょう。
フロアタイル
塩化ビニールというプラスチックの一種でできたタイルを、フロアタイルといいます。高級感のある見た目で固くて丈夫なので、昔に比べると人気が高まっている素材です。
メリット
お手頃価格で手に入れることができるため、こまめなメンテナンスが可能です。傷がついたり汚れたりしても、タイルを取り替えるだけですぐに綺麗にすることができます。
デメリット
クッションフロアよりもややコストがかかります。また、表面が硬いのでクッション性には欠けており、柔らかさはありません。タイルなので、冬場は冷たさを感じやすくなります。
◼床のリフォームにかかる費用と期間
リフォームにかかる費用や期間は、工事内容によって異なります。
フローリングを新しいフローリングにリフォームする場合、フローリングを剥がすために半日、新しく貼り付けるために半日が目安です。また、カーペットからフローリングにリフォームする場合、カーペットを剥がす作業はそこまで大掛かりなものでなく、半日ほどで終わります。そこに新しいフローリングを貼り付ける作業に半日かかります。
畳からフローリングにリフォームする場合だと、畳を撤去した上で畳の厚さ分ベニヤ板などを貼り付けてカサを増やす工程が必要になるため、撤去と貼り付け作業合わせて1日ほどかかります。
いずれにしろ、ほとんどの工事は1日ほどで終わってしまいます。しかし、部屋の形状やリフォームする場所によっては工期が長くなる可能性があります。また、フローリング下の下地や基礎が想像以上にダメージを受けていた場合、工期が長くなるだけでなく追加の工事が必要になります。
気になる費用ですが、5〜15万円の価格帯でリフォームをされる方が多いようです。どんな床材を使用するのか、リフォーム範囲はどのくらいなのかなどによってもちろん費用は異なります。我が家はどうなんだろう…と気になった時は、無料の『お家の健康診断』を受けてみると良いでしょう。
◼床のリフォーム実例
事例① 家カフェ!~非日常をプラスした空間~
築26年のお家をガラッとリフォーム。床材の色が大きく変わったことで、部屋全体の雰囲気も変わりました。
▽詳細はこちら▽
https://resum.jp/case/living-dining/detail/007
実例② 思い出を残しつつピカピカの床に!
以前は飲食店だったこちらのお家。断熱工事も合わせて行い、ツルツルの気持ちよいフローリングに変身しました。
▽詳細はこちら▽
https://resum.jp/case/living-dining/detail/009
◼床のリフォームで気分一新!
床材のキズや変色をそのままにしておくと、大きなダメージとなって蓄積されていきます。よきタイミングでリフォームをして、快適な住まいを維持していきましょう!
これからリフォームを考えているという方は、現在のご不満なところ、改善したいところなど、どんな小さなことでもリズムにお聞かせください。私たち女性プランナーがお客様のご希望や今後のライフスタイルを踏まえ、女性目線に立った最適なプランをご提案させていただきます。ご予算やライフスタイル・動線に合わせて2~3プランご提案しますので、その中からお選びいただくことができます。
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