【防犯】窓に格子を後付けリフォーム|ポイントと注意点
後を絶たない、空き巣による侵入被害。最も侵入されやすいのは『窓』だということをご存知ですか?窓の防犯性は格子を設置することで高められる上、空き巣被害を防ぐことも出来ます。
そこで今回は、防犯対策として有効な窓のリフォームについて、格子を設置する以外にも出来ることや設置時の注意点、早めに設置した方が良い場所などまとめてご紹介します。
あなたのお家は、防犯対策は出来ていますか?暮らしを守るためのリフォームアイディアとして、このコラムをぜひお役立てください。
コラムのポイント
・築年数が経ち窓が古くなっている、防犯面が心配、という場合は、窓に格子を取り付けたり窓を交換したりといったリフォームを検討しましょう。
・窓に格子が設置されているだけで、侵入に手間がかかるため空き巣は侵入を断念します。安心安全な暮らしを送るためにも、窓に格子を付けるリフォームをして防犯性を高めていきましょう。
Contents
◼ 窓の防犯対策、大丈夫?
後を絶たない、空き巣による自宅への侵入。警視庁の調べによると、令和2年に侵入の発生場所として最も多かったのが一戸建て住宅で全体の45.8%、そのうち51.4%が戸締りされていない窓や出入り口からの侵入だったそうです。
犯罪発生状況:警視庁
https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/about_mpd/jokyo_tokei/jokyo/index.html
近年は簡単に侵入されないように丈夫な窓、開けられにくい鍵など高性能な窓が増えていますが、今の自宅の防犯対策は万全ですか?
もし、築年数が経ち窓が古くなっている、防犯面が心配、というのであれば、暮らしを守るためにも、窓に格子を取り付けたり窓を交換したりといったリフォームを検討しましょう。
◼ リフォーム前に確認!窓から侵入される主な手口
窓からの侵入が多いといっても、どのような手口で侵入されるのでしょうか。
手口① ガラスを打ち破る
ハンマーやドライバーなどでガラスを叩いて破壊し、そこから手を入れて窓の鍵を開けて侵入する手口です。ガラスが割れる音を聞いた人が来る前に窃盗を終えて逃げるため、最も多い手口とされています。
手口② ガラスを焼き破る
バーナーやライターなどでガラスを焼き、熱くなった場所に水をかけてヒビをいれたり叩いて割ったりする手口です。ガラスを割る音が小さいため気付かれにくく、最近被害が増えています。
手口③ 無施錠
意外と多いのが、施錠忘れ、無施錠による侵入です。うっかり忘れるパターンだけでなく、我が家は大丈夫だろう…という自信で施錠をしていなかったパターンもあり、最も避けることができる防犯対策です。
このように、様々な手口があるからこそ、簡単に侵入されないようにリフォームをしておくことが大切です。
参考記事:【リフォーム】失敗しないために知っておきたい原因と対策
◼ 窓の防犯対策リフォームでできること
それでは、格子を後付けする方法はもちろん、それ以外にも窓の防犯対策としてできるリフォームを順番にご紹介します。
格子を設置する
窓に格子を取り付けることで、窓からの空き巣の侵入を防ぐことが出来ます。この家は防犯意識の高い家だ、と抑止力にもなります。もちろん防犯対策だけでなく外からの視線を防ぎつつ通風、採光を確保することができるというメリットもあります。
こちらのお家は、防犯強化したいとのことでリフォームをされました。腰窓×2か所、高窓×1か所への面格子取り付けで、費用は12万円ほど。菱形を選んだことで周りの家とは一味違うセンスが際立ちます。
内窓を設置する
新たに内窓を取り付けるリフォームもおすすめです。内窓の設置というと『断熱対策』というイメージが強いですが、内窓を設置することで外から鍵が開けにくい、ガラスを割るのに時間がかかる、窓が二重になっているだけで侵入しにくい、という効果があります。
こちらは内窓を新設したリフォーム事例です。確かに窓が二重になるだけで、頑丈、侵入が難しそう、という印象になりますね。
シャッターや雨戸を設置する
自然災害による飛散物から家を守るだけでなく、防犯効果も高いシャッターや雨戸。シャッターや雨戸を閉めることで窓からの侵入を防ぐことができるのはもちろん、家の中の様子をわかりにくくすることも出来ます。
最近は、雨戸を閉めたまま採光や換気ができるルーバータイプのものもあるので、用途に合わせて選ぶのがおすすめです。
雨風対策として、雨戸を新設するリフォームをされたこちらのお家。台風や風の強い日も安心して過ごせるようになったのはもちろん、防犯対策もバッチリです。家の雰囲気を損なわないよう、外観に馴染む雨戸を選んでいるのも素敵ですね。
ガラスや鍵を変更する
防犯用の窓ガラスには、ガラスの間に特殊なフィルムが挟まれた『防犯合わせ複層ガラス』や『防犯合わせガラス』などがあります。これらのガラスに交換するだけで窓を割って侵入されるという被害を防ぐことが出来ます。
また、最新の窓ガラスにリフォームすることで鍵も新しくすることが出来ます。
このように、防犯リフォームとしてできることはたくさんありますが、やはり手軽に費用をおさえて出来るのは窓の格子の後付けです。窓の大きさや設置数などによって費用は変わってくるため、リフォーム業者に相談して見積もりを出してもらうようにしましょう。
参考記事:窓リフォームで暮らしが変わる!費用相場と快適な室温キープのポイントとは
◼ 格子の後付けリフォームをするべき窓は?
格子の後付けリフォームを積極的にしたほうが良いのは、以下の場所が挙げられます。
トイレの窓
小さなトイレの窓。あんなとこから人が侵入できるわけない…という場所ほど狙われます。換気や消臭のために開けっ放しにしやすい場所でもあるため、早めに格子を設置しましょう。
お風呂の窓
トイレ同様、換気のために開けっ放しにされがちなお風呂の窓。ここも狙われやすい場所です。特にお風呂の窓は人目につきにくい場所にあるため、注意が必要です。
リビングの窓
人の気配があるかどうかがわかりやすい、リビングの窓。人目に着く場所だからこそ、安心して施錠忘れなどが起こりやすい場所です。うっかり忘れが大きなトラブルにならないよう、早めに格子を設置しましょう。
2階の窓
植栽や雨樋を伝えば、2階には簡単に侵入できます。2階も施錠忘れが起きやすく侵入されやすい場所なので、格子を設置しておきましょう。
参考記事:築50年の自宅をリフォームすると何年住める? 注意点と費用相場
◼ 格子の後付けリフォームの注意点
格子の後付けリフォームをする際、注意したいポイントが2つあります。
注意点① DIYだと不安…
格子の後付けは、自分たちでDIYすることもできます。しかし、サイズが合わなかったり、意外と手間がかかったり、外観の見栄えが悪くなったり、など慣れていないと後悔してしまう可能性が高くなります。
設置がうまく出来ておらず、結局簡単に外されてしまった…となっては本末転倒です。プロにリフォームを依頼して、確実に防犯の意味をなすように設置してもらいましょう。
注意点② デザイン性の確認を!
様々な色やデザインから、格子は選ぶことが出来ます。しかし外観の雰囲気やテイスト、カーテンなどの色と合わないデザインを選んでしまうと、センス悪く仕上がってしまう可能性があります。
格子を選ぶ際は、プロに相談しながら家のデザインに合うものを選ぶようにしましょう。家に合うものを選ぶだけで、見栄えもグッと良くなります。
◼ 防犯対策をして安全な暮らしを手に入れよう!
窓に格子が設置されているだけで、侵入に手間がかかるため空き巣は侵入を断念します。安心安全な暮らしを送るためにも、窓に格子を付けるリフォームをして防犯性を高めていきましょう。
これから窓のリフォームを考えているという方は、現在のご不満なところ、改善したいところなど、どんな小さなことでもリズムにお聞かせください。
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