【2022】窓リフォームに補助金は使える?費用・ 申請時期・注意点を解説
結露やひび割れ、劣化など、気になることが増えたら窓リフォームのタイミングです。とはいえ気になるのはやはり、どのくらい費用がかかるのかということですよね。補助金を利用して出費をおさえるのが理想ですが、たくさんの種類がある中でどの補助金を選ぶと良いのかなどわからないことも多いもの。
そこで今回は、窓リフォームに利用できる補助金の種類や補助される費用、申請時の注意点など、申請時に知っておきたいポイントをまとめました。これからの窓リフォームに、ぜひお役立てください。
コラムのポイント
・窓リフォームに使える補助金には『既存住宅における断熱リフォーム支援事業』『こどもみらい住宅支援事業』があります。(2022年5月現在)
・窓をリフォームすることで、結露や防音、暑い日差しなど日常生活で感じるストレスを軽減することができます。賢く補助金を活用し、快適に暮らすことができる住まいになるよう窓のリフォーム計画を進めていきましょう。
Contents
◼ 窓リフォームで暮らしはもっと快適に
快適な暮らしを送る上で大きな役割を果たす『窓』。窓のリフォームにはたくさんのメリットがあります。
結露の悩みから解放
寒い時期、暖房を使用していると必ずと言っていいほど発生する結露。結露は放っておくとカビやダニを発生させ、さらにアトピーなどの基礎疾患を引き起こす恐れもあります。窓をリフォームすることで結露の発生を防ぎ、毎日の結露対策から解放されます。
断熱性を高めて快適な室温に
窓をリフォームすることで、断熱性を高めることができます。断熱性を高めることで室内外の空気の出入りを減らし、一定の室温を保つことができます。冷暖房効率を高め、真冬と真夏に高額になっていた冷暖房費を下げることができます。
防音性アップ
防音性の高い特殊な窓ガラスに交換することで、交通騒音や外を行き交う人の声などを防ぐことができます。また、子どもたちの騒ぎ声や映画の音など、自宅から漏れる音の対策にもなります。自宅で過ごす時間が増えた今、欠かせない性能です。
日射を防いで日焼け防止
炎天下での激しい運動や労働によって引き起こされる、日射病。これは室外だけでなく、室内でも発症します。窓リフォームで日射性を高めることで、健康を守ることができます。また、家具や床の日焼け防止、冷暖房費の節約にもなります。
◼ 窓リフォームに使用できる補助金事業2つ
窓のリフォームを進める場合、どのような補助金を利用できるのでしょうか。2022年5月1日時点で募集されている補助金事業を2つ、ご紹介します。
1 既存住宅における断熱リフォーム支援事業
既存住宅において、二酸化炭素を減らすための投資において、エネルギー消費効率の改善と低炭素化を総合的に促進し、高性能な建材を用いた断熱改修を支援するものです。
戸建て住宅の場合、断熱改修と同時に、家庭用蓄電システムや家庭用蓄熱設備といった高性能な家庭用設備の導入や改修、支援も行います。マンションの場合、熱交換型換気設備等の導入や改修支援を行います。
公募期間
令和4年3月14日(月)〜令和4年6月3日(金)
公募開始後、約1か月ごとに集計して交付決定を行う。公募期間内にもかかわらず、補助金予算の上限額まで達することが判明した場合、公募受付を終了することがある。
申請要件
・申請者自身が所有、常時居住していること。
・専用住宅であること。店舗、事務所等との併用は不可。
改修内容
・窓の改修工法は、カバー工法窓取付、外窓交換、内窓取付とする。
・ガラスの改修工法は、ガラス交換とする。 (熱貫流率(Ug値)1.5以下の製品(グレードがG1のもの)に限り補助対象)
補助額
・補助対象経費の1/3以内
・戸建住宅1戸当たり120万円、集合住宅1戸ごとに15万円
この補助事業に対応できるリフォーム業者であれば、あらかじめ採択や審査・登録していないリフォーム業者でも自由に依頼先を選ぶことができますが、制度をよく理解している業者に依頼するようにしましょう。
2 こどもみらい住宅支援事業
住宅の省エネ改修をする際、子育て支援や2050年カーボンニュートラルを実現するために住宅の省エネ改修(リフォーム)することに対して補助を受けることができる『こどもみらい住宅支援事業』。こどもみらいという名前がついていますが、子育て世帯や若者夫婦世帯ではなくても窓リフォームの補助金支給対象です。
公募期間
原油価格や物価高騰による住宅価格上昇への対策、子育て世帯等による省エネ住宅購入支援等を継続的に実施するという観点から交付申請期限が延長され、
・2021年11月26日以降に工事請負契約を締結したもの
・交付申請期限は2023年3月31日(2022年5月1日現在)
リフォームを検討している場合は、2023年3月31日までに工事請負契約と工事着手を終えるようにしましょう。
申請要件
補助対象になるには、
① こどもみらい住宅事業者と工事請負契約等を締結してリフォーム工事をする
② リフォームをする住宅の所有者である
上記の2つを満たす必要があります。またこの事業では、補助金事業に事前登録をした施工業者が交付申請の手続きを行い、交付された補助金を還元します。
改修内容
・現在使用している窓を利用して複層ガラスに交換する
・新しく内窓を設置する
・既存窓を取り除き新たな窓に交換、及び新たに窓を設置する
補助額
『1箇所あたりの補助額 × 施工箇所数の補助額』とし、
・既存窓を利用して、複層ガラス等に交換 1.4㎡以上で1枚あたり8,000円
・存窓の内側に新たな窓を新設、及び既存の内窓を取り除き新たな内窓に交換 2.8㎡以上で1箇所あたり21,000円
上記が補助額になります。原則一戸あたり30万円となり、子育て世帯または若者夫婦世帯にあてはまり、自分たちが暮らすための住宅をリフォームする場合は補助額の上限が最大45万円まで引き上げられます。
補助金利用時の注意点
『既存住宅における断熱リフォーム支援事業』と、『こどもみらい住宅支援事業』との併用は原則認められていません。ただし、工事請負契約が別である場合併用できるケースもあります。いずれにしろ、補助金を利用する際は事前にリフォーム業者や補助金事務局に相談するようにしましょう。
◼ 窓のリフォーム事例
底冷えする冬の寒さを乗り越えたお家
室内で過ごしているのにも関わらず、冬の底冷えするような寒さが悩みだった…とおっしゃる家主様。
床下の断熱と二重窓に力を入れてリフォームしました。リフォーム後の冬は、断熱したおかげでとても暖かく過ごせたと喜びの声をいただきました。
◼ 補助金を活用して賢く窓リフォームを!
窓をリフォームすることで、結露や防音、暑い日差しなど日常生活で感じるストレスを軽減することができます。賢く補助金を活用し、快適に暮らすことができる住まいになるよう窓のリフォーム計画を進めていきましょう。
窓の劣化や冬の寒さなど、ご不満なところや改善したいところなどはどんな小さなことでもリズムにお聞かせください。私たち女性プランナーがお客様のご希望や今後のライフスタイル、ご予算に合わせて2~3プランご提案しますので、その中からお選びいただくことができます。
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