浴槽をユニットバスにリフォームしたい
毎晩入るお風呂は、よりリラックスできる快適な場所にしたいですよね。
お風呂を思い切ってより機能的なユニットバスにしてみませんか?
ユニットバスというのは、天井、床、壁、浴槽がすでに出来上がっていて、それを組み立てることで簡単にできる浴室のことです。
その工法は、従来の一から作るオーダーメイドの風呂、いわゆる在来工法とは大きく異なります。
ユニットバスへリフォームする際の注意点
どんなリフォームにも同じことが言えますが、リフォーム時の注意点として音やほこりがあげられます。
近隣の住民にはしっかりとその旨を周知して挨拶しておく必要があります。
工事車両や資材の置き場も注意したいですね。
それらがクリアできたら、いよいよ浴室のリフォームです。
ユニットバスはそれぞれの部品がバラバラになっていて、搬入の際も分解されていますが、浴槽だけは別です。
大きければ大きいほど、玄関から廊下を通り、浴室まで入れるのが大変ということもあります。
場合によっては壁を壊さないと入らない、なんてこともあるかもしれません。
その点は発注の際に業者さんにしっかりと確認してもらってください。
もし、浴槽や浴室を今よりも大きくしたい場合は、現在よりも広めのユニットバスを設置することもできますが、その場合は今ある浴室に隣接する廊下や部屋、洗面所スペースをリフォームしなくてはいけません。
マンションの場合は、そのようなリフォームをすることが可能かどうか、管理規約を確認する必要があります。
ユニットバスのメリット
ユニットバスはパーツごとに運び込み、そこで組み立てるだけですので工期がとても短く済みます。
早いと1日、モルタルなどが渇くのを待って2日、予備日を入れて3日見ておけば工事が済みます。
また、浴槽や床の種類、壁の模様も変えられます。
予算を増やせば、浴槽も保温力の高いものにできますし、床の素材もタイルのように冷たくないものや、足を滑らせてしまっても痛くないような、柔らかい素材にすることもできます。
また、在来工法のお風呂だと、ちょっとした亀裂で水漏れしてしまうのですが、ユニットバスは床材につなぎ目がないため破損しにくく、水漏れのリスクが少なくて済みます。
ユニットバスは、マンションなどの集合住宅や一戸建ての2階に設置するお風呂など、水漏れで下に被害が及びそうな場合に向いています。
さらに、脱衣所との段差も少なく作られているので、バリアフリーなどの観点から小さいお子さんやお年寄りのいる家庭では安心の設計となっています。
リフォームにかかる費用
ユニットバスが在来工法よりも安い費用で済む理由は、材料費、工期、作業者の人数などのコストが全体的に抑えられるからです。
そんなユニットバスの相場ですが、おおよそ60万円から100万円ぐらいとなります。
浴室を広くしたり、デザインをよくしたり、機能を充実させると、費用は高くなります。
少々、お金をかけてでも浴槽を広くしたい、足を延ばしてお風呂に入りたいという気持ちもわかるのですが、そうなると高くなるのは工事の費用だけでは済まなくなってしまいます。
浴槽のサイズが大きくなればなるほど、溜める湯量が増えてしまいますから、毎日の水道料がかさむということを忘れないようにしてください。
また、今まで使ってきた給湯器や排水管が老朽化している可能性があるので、念のために変えたいということであれば、さらに費用がかかりますので注意が必要です。
まとめ
かつてユニットバスは、ひとり暮らしのワンルームアパートの代名詞でもあり、トイレと一体型のものが多く、あまりいいイメージはありませんでした。
ところが近年では、その中身もずいぶんとオシャレで、きれいなものに様変わりしています。デザインも豊富で、機能面においても多彩です。
「風呂は命の洗濯」なんて言葉もあるほど、バスルームはくつろげる場所にしておきたいですね。