キッチンのリフォーム期間はどれくらいかかる?
キッチンのリフォームを行う場合、その期間は当然ながら調理作業ができなくなってしまいます。
ですから工事期間の目安は事前に把握しておきたいものです。
キッチン場所を変えるなどの大規模なケースでは内装や給排水管工事が発生し、数日単位では完了しないことがほとんどです。
家族が多いと、キッチンを使えない期間が長引くのは面倒なことになります。
住みながら快適にキッチンのリフォームができるよう、事前計画と対策を考えていきましょう。
■キッチンのリフォームは何日かかる?
キッチンのレイアウトは変えず、キッチン単体のみを取り替えるといった場合、およそ1週間前後の期間が目安です。
今まで使っていたガスコンロや流し台などの解体・撤去に1日、新しいキッチン器具の取り付けに2日、つまり必要最低限の工事で約3日ほど要します。
床の張り替えや給排水工事をいれるとさらに3日間かかりますので、合計で6~7日程度となります。
また、キッチンのレイアウトを変更するといった大規模なリフォームの場合は、2~3週間はかかるとみてください。
給排水工事はもちろんガス管の配管や、電気の配線工事も必要になりますし、床や壁まわりの張り替えも発生します。
当然費用も期間もかかります。
工事中は思わぬハプニングが起こるものと余裕をみて、1ヶ月弱を念頭においてリフォーム計画をたてると安心です。
その期間は外食やスーパーマーケットの惣菜などのお弁当で済ませたり、できるだけ洗い物が出ないよう紙コップや紙皿などを用意したりしておくと便利です。
■どのような流れで施工を行うのか
キッチンリフォームの工事工程について簡単に説明していきます。
ここではレイアウトは変更せず、古いものをシステムキッチンにリフォームする場合の基本的な工事内容を例にあげます。
初日は既存のキッチンの解体と撤去作業がメインです。
次に排水管・電気工事などキッチンを取り付けるための下地工事に移ります。
壁クロスの張り替えや野外のフードの取り外しなどを行います。
2日目は新しいキッチンの搬入と取り付け工事が始まり、流し台や換気扇・ガスコンロなどを設置していきます。
設置が完了したら、コーキング(防水性を高めるための隙間を埋めていく施工)で仕上げていきます。
ここまでで、キッチン本体の施工は完了しました。
3日目は天井や外壁などのクロス張りをして仕上げていきます。
最後にリフォーム業者と動作確認を一緒に行い、取り扱いの説明を受けます。以上がおおまかな流れです。
■キッチンをリフォームする前に準備しておくべきこと
キッチンのリフォーム期間中は工事中の埃やゴミが飛び散りやすいものです。
食器棚や冷蔵庫を動かすことがなくても事前に中身を別の場所に移動させておきましょう。また電気工事が入ると電源が一時的に使えなくなる場合があるため、冷蔵庫に食品を入れっぱなしにしておくのはNGです。
リフォーム業者の方が作業しやすいよう、工事前にキッチンスペースは整理整頓してスッキリとさせておくのがポイントです。
また、工事中にキッチンが使えない期間の調理スペースを確保することも必要です。
レイアウトの変更が発生するような大規模なキッチンリフォームは2~3週間かかるので、カセットコンロや卓上IH調理器などは用意しておいたほうがいいでしょう。
最後に、リフォーム工事期間中は何かと音や臭いがでたりするものです。
両隣やキッチン側に面しているところには事前に工事の連絡をしておくと、ご近所トラブルを未然に防ぐことができます。
■まとめ
キッチンのリフォームは工事中に壁や床、排水管の傷みが発覚しやすく、思わぬ出費や工事期間の延長などが起こりうるものです。
また、リフォーム後に「こんなはずじゃなかった!」と後悔する方もいらっしゃいます。
キッチンリフォームで失敗しないためには、キッチン周りの配置や動線など、リフォームの目的を明確にし優先順位をつけることが大切です。
何を重視するかによって工事内容やリフォーム期間もおのずと計算できます。
リフォームを検討されているのであれば、ショールームなどで実際の使用感を確認されることをおすすめします。