キッチンリフォーム価格の落とし穴 〜格安表示は要注意〜
新しいキッチンにしたいけど、いくらかかるの？というのがリフォームを考えたときに初めに湧く疑問ですよね。しかし初めてのリフォームの場合、業者の探し方や見積もり依頼の仕方などわからないことが多いと思います。
今回は、キッチンリフォーム価格の落とし穴についてご紹介したいと思います。格安表示は要注意ですよ。
キッチンリフォームの相場とは
初めてのリフォーム、知識がないと足元を見られて騙されるのでは？と不安も付き物です。また、今は異業種からのリフォーム業界参入が活発化しており、10万円台で店頭に陳列されているキッチンもあったりとバリエーション豊かになっています。
消費者にとって色々選べることは嬉しいですが、選択肢が多すぎるため、選ぶのに時間がかかってしまったり、価格もピンキリのため何を基準に決めればいいのかわからなくなってしまうこともあります。
「相場」を知ろう
そこでまず準備しておきたいのは「相場」を知ることです。今ではインターネットでも簡単に調べることができますので、自分たちが実現したいキッチンリフォーム例を探すとおおよその目安がわかります。
価格帯によるリフォーム例
【事例1】10万円〜30万円 ・ガスコンロとビルトインオーブンの取り替え（20万円)・ガスコンロをIHコンロに取り替え（25万円）
【事例2】30万円〜150万円
・システムキッチンの交換（間口1800mm）（50万円）
・大型システムキッチン交換と内装補修（間口2550mm）（110万円）
【事例3】150万円〜400万円
・壁付けキッチンをペニンシュラ型に交換（200万円）
・壁付けキッチンをアイランド型に交換（400万円）
ここでもう少し詳しく見ていきます。
キッチンリフォームの価格の内訳をざっくり表すと、
”キッチン本体＋工事費＝総額”
となります。キッチン本体も大型家具店の10万円台のキッチンから高級ブランドの400万円のアイランドキッチンまでモノによって大きく変わってきます。
工事費も既存キッチン撤去処分費用、新設キッチンの施工費、排水配管工事費など設置したい場所の状況によって標準工事費で済む場合とオプション費用がかかる場合があります。
だいたいキッチンの相場について理解してきたら、実際に自分たちの費用はどのくらいになるのか知りたくなってくると思います。次の段階では実際に見積もりを取る際の注意点について見ていきます。
見積もり依頼の４つの注意点
見積もりを依頼する会社を選ぶのも迷うところなので、次回改めて詳しく見ていきます。
ここでは見積もり依頼の時に注意する４つのポイントについてご紹介いたします。
その１ 店頭表示に騙されないこと
大型家具店や家電量販店もリフォームを扱うようになり、店頭で商品を確かめながら購入できる手軽さが人気となっています。キッチン本体間口2560mmが10万円後半からと非常に安価に購入できるのが魅力的に見えますが、ここまで安くて品質が大丈夫なのか気になります。実際に購入した人の声などもネットでちらほらと見ることができます。価格では満足していても使い心地や、カビなどが繁殖したなどの不満の意見もありますので参考程度に見る方がいいかもしれません。しかし
その２ 不要なオプションは入れないこと
キッチンリフォームを検討する人にとって、新しいキッチンはまさに夢の設備ですので、ついついオプションをつけがちになってしまいます。実際にキッチンリフォームをした人に「つけてよかったオプション」と「つけなければよかったオプション」を回答いただき、まとめましたので参考にしてください。
「つけてよかったオプション」
第1位 食器洗浄機（27.3%）
第2位 システムラック（26%）
第3位 浄水器（25.3%）
第4位 昇降棚（15.3%）
第5位 水切り棚（14%）
「つけなければよかったオプション」
第1位 食器洗浄機（14%）
第2位 浄水器（8%）
第3位 水切り棚（8%）
第4位 ビルトインゴミ箱（7.3%）
第5位 オーブン（5.3%）
食器洗浄機が両方で1位を獲得したのは使う人にとってはもの凄く便利な機械ですが、あまり使わない人にとっては小まめな掃除をしないと不衛生になってしまうという意見があります。また、家族全員の食器が入らないなどがないように容量を事前に確認することも必要です。
オプション品が全ての人にとって良いものとは限らないので、必要かどうかをしっかりと見極めることが重要です。
その３ 見落としがちな工事費
本体価格以外に基本工事費というものがかかります。
〜大手家具店の基本工事料金の表示〜
【基本施工料金】キッチン仕様や現地の状態による
【配送料金】25,000円（税別）〜※指定配送エリア外は別途見積もりが必要
【現地調査費】1,000円（税別）
【ガスコンロ単体入替料金】18,900円（税別）〜
【オプション】キャビネット本体が現地組み立ての場合は別途組み立て費用が必要
上記の内容で、実際に現地調査をしないと基本施工料金が出てこないので、キッチンを購入してからでないと最終的な金額が確定しないということになります。店頭ではあくまでキッチンの販売のみで、工事費については紹介の施工業者に丸投げという仕組みなので、何か問題が起きた時にどっちも取り合ってくれなく、タライ回しにされることもあるかもしれません。
その４ 契約前まで検討期間
何社か見積もりをとった後に、1社に決めるかたちとなりますが、契約直前までは見落としがないかどうか最終チェックを怠らないようにしましょう。各社の見積もり様式が統一されていないので見方に多少の違いはありますが内容を精査する上で重要なポイントをあげておきます。
【キッチン商品名】
キッチンの商品名が書いておらず、「キッチン一式」と表示されている見積書は論外です。
最初にお伝えした通り、キッチンの型式や大きさによって価格もピンキリです。イメージしているものと異なるものが付いてしまってからでは遅いので、見積書に商品名がしっかりと書いてあることと、デザインやカラーなどの仕様もしっかりと明記されているか確認しましょう。
【リフォーム対象範囲】
キッチンリフォームではキッチンの交換だけでなく、その周辺のフローリングや壁クロスの補修、張り替えなど付随するリフォーム箇所を確認しましょう。特に昔のキッチンからのリフォームであると換気扇の配管や食洗機用の水栓など新たに追加する工事などが発生するため、どこからどこまでを工事してくれるのかきっちり確認しましょう。
【合計金額】
何社か見積もりをとって見ると、合計金額はほぼ同じでも中身が若干違うかと思います。
あくまでも相場の中で各社見積もりを出していますので、そこまで大きく変わることはそもそもありません。例えば、A社は諸経費という項目があるが、B社は諸経費がなく、それ以外の項目が少しずつA社よりも高くなっていて、合計金額はA社B社とも一緒。というような中身を精査しても比較検討はしづらいということです。合計金額が相場から外れていなく、中身が素人にもわかりやすく書かれていると良心的な会社であると言えます。
【オプション費用】
標準工事以外の項目があるかどうかの確認になります。例えば道が狭くてトラックが入っていけない場合は運送費が高くなってしまったり、駐車場の確保が難しい場合は駐車場代金の割増などの場合です。また、古い家の場合にありがちなのが、既存のキッチンを外した後に思いのほか、床が傷んでいた場合の補修費です。現状見えてこないことが起こるのがリフォームの怖いところなので、可能性のある補修項目やオプション項目などを事前に確認して、丁寧に説明をしてくれるかどうかを見極めると良いと思います。
【見積書と契約書の整合性】
何パターンか提案をもらった場合に、最終決定案と契約書が一致しているのかを意外と見落としてしまうことがあります。一生懸命検討して決まった安堵感からか、内容が間違っていても思い込みで契約してしまい、実際の仕上がりが違っていたというケースも珍しくありません。契約書通りですと言われてしまえば、何も反論する余地はありません。
まとめ
あなたは何のためにキッチンをリフォームしますか？単純に古くなったから交換する場合もありますが、まだ使える状態でもリフォームしたいという想いの裏には素敵な暮らしをしたいという希望があるからです。キッチンリフォームは価格勝負になりやすいため、しっかりと見極めるポイントをお伝えさせていただきました。しかし価格が全てではありません。
相談に乗ってくれた営業担当者の人柄や信頼性、実際に工事をする職人の施工品質、何かあったらすぐ駆けつけてくれるアフターサービスなど、安心して任せられる会社に出会えるかが満足できるリフォームの鍵となります。特にキッチンの場合は
主婦的な目線でのアドバイスができる担当者に出会うかで内容や仕上がりが全く変わってきます。
キッチンを感動の空間に変える”RESUM”のリフォーム
日東エネルギーは家庭用エネルギー供給で70年余りの実績を元に、より生活に密着した商品を提供するためにリフォームリノベーション事業部”RESUM”を立ち上げました。
最高のキッチンリフォームを提供するために、主婦的目線を存分に生かし、感動するキッチンを提案する女性プランナーの活躍や現場マナーの徹底で高品質の施工をお約束しています。住まいの総合窓口としてこれからも地域の皆様へ感動リフォームをお届けいたします。
▼RESUMのキッチンリフォーム施工事例を見る▼
https://resum.jp/case/kitchen/
