失敗例から学ぶキッチンリフォームのポイント[関東ならリズム]
毎日の美味しい食事を作るためのキッチン。せっかくリフォームするのであれば、失敗はしたくないですよね。人生の中で、何度もするわけではないキッチンリフォームが納得のいくものとなれば、日々の食事づくりがとても楽しくなります。また、家の中の雰囲気も一新され、心地よく生活することができます。
今回は、失敗例を元にキッチンリフォームのポイントや、失敗しないためのコツをご紹介します。
コラムのポイント
・キッチンリフォームの失敗例として、狭くて使いづらい、設備を使わない、キッチンの高さが合わない、動線が悪い、など大きく7つが挙げられます。
・失敗しないためには、キッチンに求めている優先順位を明確にした上で、プロの意見をたくさんもらって計画を進めていくことが大切です。
・失敗例を参考にして、納得のいくキッチンリフォームを進めていきましょう。
◼ キッチンリフォーム失敗例
計画を立てて、いろいろ考えて行ったはずなのにこれは失敗だった…という経験は誰にでもありますよね。キッチンのリフォームも、いろいろ考えて行ったはずなのに失敗してしまったという声は時々聞こえてきます。
失敗例① 狭くて使いづらい
キッチンの形や場所を変更した場合、以前よりも狭くて使いにくくなってしまったということがあります。イメージだけで選び、必要な面積が確保できていないとこうなる可能性があります。
もしも、L型のキッチンをアイランド型にする、ペニンシュラ型キッチンをアイランド型にする、といった場合、今まで以上の通路が必要になるため、そこを想定して確保しておかなければなりません。通路は約90センチ必要と考えた上で、キッチンの形を考えていきましょう。
失敗② 使わない設備を設置してしまった
憧れの食洗機や、収納に組み込まれたオーブン、最新の設備。せっかくリフォームするのであれば…と思い切って設置したものの、生活に馴染まず使わないという可能性があります。
また床下収納のように、あれば便利だから…という考えで設置したものの、使い勝手が良くなく、かがんで中のものを取り出すのは危ないためにほとんど使っていないということもあります。
本当に必要でないのであれば、設置しないという選択ができます。周りの声や『せっかく』という言葉に惑わされず、本当に必要なものかはご自身やご家族でしっかりと話し合っておきましょう。
失敗③ キッチンの高さが合わなかった
カウンターの高さが合わなければ、作業負担が腰や肩、首にかかってくる上、とても使いづらいものになってしまいます。リタイア後にキッチンリフォームをするのであれば、これから腰が曲がってくる、高いキッチンはますます使いづらくなってくるということを念頭に置いて、カウンターの高さを考えましょう。 カウンターの高さの考え方は、
カウンターの高さ=身長÷2+5 cm
を参考にしましょう。
もっともキッチンに立つ人の身長を目安に考えることで、後悔することなく使い続けることができます。高さは簡単に変えることはできないので、事前にショールームでしっかりと確認しておきましょう。
失敗④ 動線が悪くなってしまった
キッチンは冷蔵庫やシンク、コンロなど様々なものを使って調理を行う場所です。そのため、調理をしやすい動線はとても重要です。動線が悪いと、効率的に家事を行うことができなくなってしまいます。
今までのキッチンの形状を変える場合、あらかじめスムーズに動くことができるかどうかシミュレーションをしておきましょう。リフォーム前の長年使い慣れたキッチン形状への慣れもあります。人によって動きやすい配置、形状は変わってくるので、リフォーム前に動きを何度もイメージして、スムーズに動けるかどうかをよく検討しておきましょう。
失敗⑤ 予算だけに重点を置いてしまった
予算を低くするために必要最低限の設備に抑えたことで、チープ感が漂うキッチンになってしまった、必要な設備がなく困る…という失敗例もあります。また、本当はキッチンに合わせて床材の張り替え、水道管の工事もやったほうがよかったのに費用を削ったために結局納得いかず、すぐに工事をする羽目になってしまった…ということもあります。
追加の費用が発生しないように考えながらリフォームを進めていくことも大切ですが、費用面ばかりを気にするあまり、必要な工事を省いて満足度を下げてしまわないようにしましょう。
失敗⑥ キッチンが暗くなってしまった
以前は窓からしっかりと光が入っていたのに、リフォームしてからなぜかキッチンが暗くなってしまったというのもありがちです。これはキッチンの位置を変更することで起こりやすくなります。
キッチンをリフォームしたことで家具の場所が変わる場合、出窓が隠れたり窓の大半を食器棚が隠してしまったりしないかどうかを、あらかじめ確認しておきましょう。
失敗⑦ キッチンの中が丸見えになってしまった
今まで壁に向かったキッチンの配置だった場合、流行りのアイランド型キッチンに変更したところ中身が丸見えになってしまって困る…というケースも。アイランド型の場合、キッチンの中身はほとんど丸見えです。
整理収納が得意ではない、人に見えない死角が多い方が安心する、といった場合は、流行りだけに影響を受けるのは危険です。主に使う人の特性に合わせてキッチンの形を考えることも大切です。
◼ キッチンリフォームを失敗しないコツは?
多くの失敗例を見たら、これからのリフォームを不安に思うかもしれません。しかしポイントを押さえておけば、後悔なくリフォームを進めていくことができます。
・プロの意見をたくさんもらって計画を進める
キッチンの形や色味、雰囲気などこれからリフォームをするのであれば憧れはたくさんあると思います。その憧れは大切にしながらも、まずはプロの意見もしっかりと聞きましょう。たくさんのリフォームを取り扱ってきているので、素人にはわからない意見やアドバイスをもらうことができます。
キッチンリフォームの担当者は、お客様の悩みや意見を取り入れてリフォームを行ってくれます。現状の悩みや改善したいことをしっかりと相談するようにしましょう。
また、キッチンリフォームの担当になった方は、
・自分や会社の考えを押しつけることなくこちらの意見を聞いてくれるか
・商品の知識を豊富に持っているか
・メリットだけでなくデメリットも教えてくれるか
・こちらの問題点を指摘してくれた上で提案をしてくれるか
・信頼関係が築けるか
という点について確認をしながら進めていくと、スムーズに進めることができます。また、話し合ったことや決まったことは口約束だけでなく、きちんと書面に残しておくようにしましょう。
・優先順位を明確にしておく
キッチンは、毎日の調理や食事をする場所です。調理をする人の意見を最大限反映させることも大切ですが、一緒に使う家族の意見も聞いておくことも大切です。
対面式キッチンの方が安心感をある、家族みんなが行き来できるスペースを作って気軽に手伝えるようにしたい、収納をたくさん作って欲しい、といったような要望がある場合があります。その上で、どの形のキッチンにするのか、設備はどのレベルまで投入できるのか、予算と擦り合わせた時にどうなのか、を決めていきましょう。
全ての理想がかなえられるに越したことはありませんが、ほとんどの場合はどこかでバランスをとる必要があります。本当に必要な優先順位を明確にし、満足のいくキッチンリフォームを行いましょう。
◼ 理想の詰まったキッチンリフォームを
キッチンリフォームの失敗例をあらかじめ知っておくことで、これからのリフォームを満足いくものにすることができます。見落としていたようなポイントを参考にし、改めてリフォーム計画を練っていきましょう。
これからキッチンのリフォームを考えているという方は、キッチンに関するご不満なところ、改善したいところなど、どんな小さなことでもリズムにお聞かせください。私たち女性プランナーがお客様のご希望や今後のライフスタイルを踏まえ、女性目線に立った最適なプランのご提案をさせていただきます。間取り変更を伴うようなキッチンリフォームも、ご予算やライフスタイル・動線に合わせて2~3プランご提案しますので、その中からお選びいただくことができます。
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