トイレの便器交換を自分で行うのをお勧めしない理由

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トイレの便器交換を自分で行うのをお勧めしない理由

トイレの便器そのものの寿命は数十年といわれています。ただ各部品の劣化はそれより早く進み、便器の性能も徐々に進歩してゆくため、実際には10年から15年、長くても20年程度で交換されることが多いようです。また近年では便器そのものがインターネットで安く購入できることや、便器交換の手順が確認できることから、自分で便器を交換してみようと考える人も多いようです。しかし、はたして素人にそう簡単に便器の交換ができるものでしょうか。ここでは自分で便器交換をする上で難しい点を解説していきます。

多くの工具と専門的な知識が必要

通常、トイレの便器交換に必要な工具は、各種ドライバー、レンチ、ノコギリ、巻尺、素材専用の接着剤、テープなどです。ただし古い便器になると、さび付いて動かないねじや、固着した接着部を熱で外す、場合によっては切断するなどの作業が必要になります。そのためには電動サンダー、インパクトドライバー、バーナーなど、さまざまな専用工具が必要になり、費用がかさむ上、工具を使う専門知識も必須になります。知識のない人がこれら工具を使うとミスしやすい上、危険な作業になります。また交換する便器にも、排水アジャスターやフランジ、各種パイプや取り付けのネジ、金具など様々な部品があり、すべての部品の役割と正しい組み立て方を把握しておくことも必要です。交換の前に、まず頭の中で開始から完了までの手順をすべて完璧に思い描けるぐらいに理解しておかないと、的確な作業は望めません。

床の養生や汚水処理が難しい

まず古い便器を外す作業ですが、便器にも年式やメーカーによって使われる部品にさまざまな規格があるため、そこを確認して対応できる工具などを用意します。取り外しの手順として、最初に止水栓を閉めてトイレタンクの水を抜き、便器の穴の水を雑巾などで吸い出します。次に給水管を外し、ウォシュレット、トイレタンク、便器の順で、それぞれ固定しているボルトやネジなどを外して、ひとつずつ取り外していきます。ただしタンクや便器は非常に重いため、運ぶのはかなりの力仕事です。壁などにぶつけて傷つけないよう、運ぶルートの壁や床にダンボールなどを張った養生が必要になります。また便器の水の吸出しが完全でないと、汚水がトイレ内に流出することになり、この処理もかなりの手間になります。便器をすべて外すと古い排水ソケットが露出しますが、これを綺麗に取り外し、新しい便器のものに付け替える作業にも、数々の手順が必要です。

業者なら安心・安全に施工してくれる

業者に便器の交換を頼む場合、便器交換だけなら、自宅トイレと新しい便器との兼ね合いで特別な工事などが必要なければ、古い便器の処分費用はそう大きくは掛かりません。また各種便器と工事費をセットでさらに割安のプランを用意する業者もあります。もちろん業者なら必要な工具や部品などはすべて揃えています。プロの技術でまずミスは考えられず、長くても半日程度で作業は完了します。万が一、工事の不備やその後の不調などがあった際は、保障やアフターサービスを用意する業者が大半です。自分で便器を交換して工費を節約するにも、工具や道具、処分費などでかなりの額になります。さらに素人の作業では苦労も多く、想定外のトラブルもありえるため、作業が一日で終わらない可能性もあります。作業中や作業後のトラブルが起これば、結局はプロに後始末を頼むしかありません。それらの条件を考えれば、最初からプロに依頼するほうがお得といえるでしょう。

まとめ

トイレの便器交換は、文章で手順だけを読むとシンプルな作業に思えます。しかし実際には、それぞれの手順に力仕事から丁寧な作業、細かい技術などが必要になり、それらが欠けていると想定外のトラブルが起こりえます。素人が机上の知識で作業を行っても、トラブルから途中で行き詰まり、結局は業者を頼ることになった、また最初から業者に頼んだ場合より、費用も手間も余計にかかったという話も珍しくありません。便器の交換は、やはり技術のある業者に頼むのが一番でしょう。

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