玄関まわりのリフォームの注目すべき点と費用相場

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玄関まわりのリフォームの注目すべき点と費用相場

玄関まわりというのは、まさにその家庭のあり方を表す場所のひとつです。玄関を見れば住んでいる人の個性や好みがわかる、といわれるほど、訪れる人の視線にとまりやすい空間でもあります。

せっかくリフォームしたのに、あとから「ここも直せばよかった」と後悔しないためにも、玄関のリフォームの際に注目すべき箇所や、費用相場について学んでおきましょう。

■玄関のリフォームに最適なタイミング

キッチンやトイレといった水回りと異なり、玄関は機能的なトラブルがあまり起こらない場所です。

そのため、家そのもののリフォームを行うときや、収納スペース、玄関扉などの劣化に合わせてリフォームすることが一般的です。

玄関ドアは設置から20年ほどで劣化が見られるようになるので、15年から20年を目安としてメンテナンスを行いましょう。

■玄関リフォームの注目点

玄関のリフォームと聞くと、何をどう変更したら良いのか漠然としすぎてイメージが湧きにくいものです。

ここでは、利便性や安全性に関わるポイントをいくつかピックアップしました。そのポイントに合わせて、現状のもので満足しているか、さらに機能性をあげたい点はあるかなどを考えてみてください。

・玄関扉

玄関のリフォームで第一に考えるべきポイントは、玄関扉です。外から見える場所にあるので、家全体のデザインの大きな要素のひとつです。

金属製のシンプルなタイプはどんなデザインにも合わせやすく、飽きがこないものが多くラインナップされています。

また、木製の扉は和風の家でも洋風の家でも使用でき、こちらも人気が高い傾向があります。

調べてみるとデザイン、カラーリングはとても豊富なので、デザインのワンポイントにしたい方はじっくりと選んでください。

もちろん、玄関扉は家の安全性の要でもあります。デザインだけではなく、断熱性や防犯性をふまえて検討してください。

・内装

次に、玄関そのものの内装を決める必要があります。玄関口と室内に段差があると玄関の掃除はしやすいのですが、長期的に住むことを考えると、最近はバリアフリーの観点から段差が少ないものが好まれる傾向があります。

しかし、段差自体を解消するのは少し大がかりなリフォームになるので、段差が大きくて出入りに不便を感じる場合には、玄関に椅子を設置したり、手すりをつけたりすることで不便さを軽減することが可能です。

靴を脱ぐ土間の部分は、当然ですが土足で上がるため、耐久性が重要視されます。水濡れに強く、かつ滑らない素材で、掃除がしやすい素材が良いため、タイルや石、大理石などを使用するのが一般的です。

また、内装を決めるときには照明器具について検討するのも忘れないようにしてください。玄関扉は遮光性が強いものが多いので、基本的に玄関部分には外の光は届きません。

特に北向きの間取りの場合は玄関部分が暗くなりがちなので、玄関扉にすりガラスを入れたり、壁の部分に光を取り入れるためのガラスをデザインしたり、照明器具自体を大きく明るいものにするなどの工夫で明るい玄関先を作りましょう。

・収納

最後に考慮すべきポイントは収納です。靴がずらりと並んでしまうと、それだけでごちゃごちゃして狭い玄関に見えてしまいます。

家族の人数が多い場合には、大きな下駄箱が必須です。靴だけでなく、傘をはじめとした雨具や掃除道具を入れる場所があると、生活感を必要最低限に押さえ、整理整頓された空間造りが可能です。

■玄関のリフォームの費用相場

玄関のリフォームの費用は、どの程度のリフォーム内容かによって大きく異なります。もっとも多いのは玄関扉の故障などのトラブルで玄関扉だけを交換したい、という事例です。

ドアの価格にもよりますが、もっとも一般的な金属製の玄関扉に交換する場合は、約20万から50万程度で交換可能です。

ただし、新たにドア枠を取り付けるための内装工事が必要だったり、ドア枠そのものが必要だったりすると費用もその分かさんでしまいます。

内装自体はもともとのデザインを崩さず、玄関扉と収納まわりだけをリフォームする場合は、30万円から60万円程度かかります。

もちろん、玄関扉以外に収納のタイプによって費用は変動します。費用をできるかぎり抑えるためには、リフォームで作り変える部分とDIYや簡単な収納の買い足しなど、自身でできる工夫ですませる部分を分けることです。

市販のリメイクシートを利用すれば、壁紙や土間をリフォームせずに、上からシートを貼ることで簡単にイメージを変えることが可能です。

土間部分なども含め、玄関の内装自体を変える大がかりなリフォームの場合には、約30万円から100万円ほどかかります。

リフォームポイントが増えれば増えるほど価格にも幅が出てくるので、まずは費用の上限を決め、いくつかのリフォーム会社に問い合わせをしてみましょう。

予算内でできる成功事例を見せてもらうことで、具体的にどういう玄関にしたいか、よりイメージしやすくなるからです。

具体的なリフォームプランが決まったら、いくつかのリフォーム会社で細かい希望を伝え、見積もりを比較してください。

その際には、工事の期間や、工事期間中の玄関のセキュリティについて確認することも忘れずに。

家族が家に帰ってきて、まず一番に足を踏み入れる場所だからこそ、快適な空間を目指して居心地の良い居住スペースにしてくださいね。

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