玄関のリフォームは、これを読めば完璧細部の費用から改修事例まで

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玄関のリフォームは、これを読めば完璧細部の費用から改修事例まで

玄関を見ればその家に住む人のことがわかる、ともいわれるほど、居住者のことを映し出す鏡のような存在が玄関です。

ゲストを迎え入れるときだけでなく、毎日学校や仕事へと出かけていき、そして家に帰ってきたときにも最初に踏み入れる場所でもあります。

居住者やゲストなど、すべての人を気持ちよく迎え入れるためにも、特に玄関はいつでも良い状態に保っておきたい場所だといえるでしょう。

玄関のリフォームの最適な時期やドアの取り替え価格など、玄関リフォームに関する情報を細かくまとめました。

■玄関のリフォームの時期は

トイレやキッチンなどは、劣化によって水漏れしてしまうことがあり、定期的にメンテナンスしないと生活に支障が出てしまうことがあります。

それに対して、玄関の場合は機能的な不便さが目立つことはさほどありません。そのため、最適なリフォームの時期がわからない、と悩んでいる人は少なくないようです。

しかし、知らず知らずのうちに劣化が進んでしまうと、いざリフォームが必要になったときにはリフォームにかかる工期も長期に渡ることになってしまうなど、やはり不便な点が出てきます。

玄関のリフォームに最適な時期は、だいたい20年ぐらいです。たとえばドアが老朽化してしまうと、第一に防犯上の不安が生じます。

また、ゆがみやたてつけが悪くなると開閉がスムーズに行えなくなりストレスのもとになってしまいます。すきま風が入るようになり、寒さやほこりに悩まされてしまうこともあるので、ドアの劣化に関する改修は欠かせません。

その他にも、長期間が経過することで子供が大きくなるなど、生活スタイルにも変化が生じ、使いやすい収納のタイプも変化します。子供だけでなく、ご自身やご家族の年齢が進むことで、バリアフリー化を望む人も増えてきます。

■玄関のリフォームのポイントと費用相場

玄関のリフォームにかかる費用は、希望する改修規模によって異なります。まずはどの部分のリフォームが必要か、整理することから始めましょう。

費用を部分的に見てみると、ドアであれば10万円程度で交換工事が可能です。デザイン性や機能性が高いドアの場合はコストがかさんでくることもあります。

玄関ドアは家そのもののデザインを左右する重要なポイントのひとつ。また、ガラスをはめ込むことで外の明るさを取り込むことができ、機能性にも変化が出てくるので、価格だけでなく総合的な要素でドアを選ぶことをおすすめします。

その他、フロアタイルが劣化するとひび割れが起こったり、滑りやすくなったりしてしまいます。フロアタイルの張り替えは5万円ほどの費用がかかります。

その他、バリアフリー化のための手すりの設置は約5万円から10万円、収納の変更や設置は10万円から20万円程度かかるのが相場です。

玄関すべてをリフォームする場合には、最低でも50万円、一般的には100万円を超えないことが多いので、あとはご自身の予算に合わせてリフォーム箇所を決めましょう。

■玄関リフォームの改修事例

リフォーム後に「こんな風にすれば良かった…」と後悔してしまわないように、いくつか玄関リフォームの具体的な改修事例を見ることで、具体的なリフォームイメージの参考にすることができます。

玄関リフォームの中でもニーズが高い箇所を中心に、具体的な改修事例をいくつか見てみましょう。

・玄関ドアを引き戸から扉に

昔ながらの構造の家に住んでいる場合、ニーズが高いのが引き戸タイプの玄関から、扉タイプへの変更です。引き戸タイプは開閉部分が広いのが特徴的で、採光面では扉タイプよりも光を取り入れやすいものが多いです。

しかし、洋風の家にするために扉タイプへの変更希望が増えています。間口のサイズに変更が必要だと50万円程度の費用が必要ですが、間口の広さに変更が必要ない場合は30万円ほどで改修可能です。

ただし、開閉部分の広さから、バリアフリーを考えるのであれば引き戸タイプの方が使いやすいことがあります。最近では引き戸タイプでもデザイン性の高いもの、洋風の家にあったものなどが増えているので、将来の生活スタイルを考慮した上で改修を検討してください。

・収納を広くする

カウンタータイプの玄関収納を使っている場合、空間にデッドスペースが出ることから、収納としての機能性が若干落ちることがあります。

ご家族が増え、成長とともに収納スペースを増やしたい、という希望があれば、カウンタータイプの収納から前面収納タイプへの変更をおすすめします。もともとの収納スペースを広げずに、収納を広くする場合は20万円程度から改修できます。

■ショールームで実物を確認

実際の玄関を見てみないと、どうしてもリフォームイメージがわかない、という方は、いくつかショールームをまわってみるのも良いでしょう。

たとえばリクシルのショールームには、玄関タイプを具体的に見られる場所もあり、ドアだけでも引き戸タイプを含めて様々なドアを実際に見て確認することができます。

百聞は一見にしかず、というように、カタログで見る場合と実際に見る場合では、質感などにギャップが生じてしまうことも。リフォームは決して安い買い物ではないので、イメージをより具体的にしてから行うのが理想的です。

また、リフォームは施工会社によって費用や工期が異なります。特に玄関部分は、リフォーム期間が長期に渡るとセキュリティ的な問題もあり、一時的に使用できなくなる場合も。

見積もりや工期をいくつかの施工会社に相談する際には、工事期間中の生活に関しても相談するのを忘れずに。

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