リフォームで抜けない柱はどうするのか|補強・交換方法、動かせない柱を生かした実例を解説

間取りを見直すリフォームを進める時、課題になることが多いのは抜けない柱の扱いです。
動かせる部分と動かせない部分が混在し、柱の役割を誤ると、希望していたプランが実現できないこともあります。
一方で、残る柱をうまく生かすと、空間に奥行きやリズムが生まれ、思いがけない居心地のよさにつながることもあるのです。
そこでこの記事では、リフォームの際に抜けない柱をどう見極めるか、柱を抜くために必要な補強や交換方法、さらに動かせない柱を自然に暮らしになじませる工夫を実例をまじえて解説します。
抜けない柱の扱いに悩んだときの、考え方の整理に役立ててみてください。
コラムのポイント
- ・間取り変更リフォーム時に、課題となりやすい柱の扱いについて解説します。
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・リフォームで抜けない柱を見極めるヒントをご紹介します
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・柱を抜くリフォームを行う際の補強計画、交換すべき柱の状態を押さえておきましょう
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・残る柱を自然に生かす工夫と仕上げアイデアを解説します
Contents
リフォームで「抜けない柱」を判断するポイント

柱は住まいを支える骨組みのひとつですが、そのすべてが同じ役割を持っているわけではありません。
構造を支えている柱もあれば、間仕切りの補助として設けられ、比較的動かしやすい柱もあります。
ただし、見た目だけでは判断できないケースもあるため、現場の状況や構造全体を把握することが重要です。
柱は単独で立っているのではなく、梁・基礎・耐力壁などと複雑に関わりながら家を支えています。
リフォームでは、まず「その柱が、家全体に対してどのような役割を担っているか」を理解することが最初のステップです。
リフォームで抜けない柱を判断する|4つのポイント
柱が抜けない背景には、例として次のような理由があります。
梁や桁につながっている柱か
梁や桁としっかり組まれている柱は、上からの荷重を受けている可能性が高く、撤去が難しくなる場合があります。
上下階に通る柱か
上下階で柱や壁がまっすぐ通っている場合、荷重の通り道となっているため抜くと建物全体に影響が出てしまうケースがあります。
基礎が太く重要な柱か
柱の直下の基礎が太く、補強されている場合は重要な柱であることが多く、慎重な判断が必要です。
耐震バランスに関わる柱か
耐力壁と組み合わせて配置されている柱は、地震に対する強度に関わります。
抜けない柱かを判断することは、容易ではありません。
専門家でも現場で構造全体を読み解いて初めて分かることが多く、リフォームの計画においてとても重要な工程です。
後悔のないリフォームを行うためにも、実績豊富な工務店に依頼するなど、プロ目線で正確に判断してもらうことが安心して工事を進める第一歩です。
こちらの記事では、間取り変更リフォームを依頼する際の業者選びのコツなどをご紹介しています。
気になる方は、こちらもぜひ参考になさってください。
▶︎ 参考コラム:間取り変更リフォームの後悔しないポイント4つと業者選びのコツ
リフォームで柱は抜けるのか|補強方法の具体例

「広々としたLDKで快適に暮らしたい」「間取り変更で現代的な家にしたい」など、柱を取り払わなければ実現しないリフォーム計画もあります。
しかし、柱を抜けたとしても、その柱が担っていた荷重をほかの方法で受け止める工事は必要です。
ここでは、柱を取り除く際に欠かせない補強の考え方を整理してお伝えします。
柱を抜くリフォームが可能になるケース
柱を外す場合は、柱の役割を別の構造に変える方法で対応するケースがあります。
柱を抜いても問題がないように、代替えできる方法があれば工事が可能になることもあるため、確認しておきましょう。
補強梁を入れる方法
太い梁で荷重を受け替え、柱を撤去できることもあります。
天井高とのバランスなど、デザイン面の調整も必要です。
鉄骨を用いる方法
強度が高い鉄骨を用いるため、開放感を生かしながら柱の役割を代替しやすい方法です。
現場でよく採用される方法で、柱を抜くリフォームを可能にします。
壁に荷重を移す方法
柱の代わりに壁を強く補強する方法で、荷重を移す場合は家全体の耐震計画と合わせて検討することが大切です。
上記のいずれも、建物全体の強度を確認しながら慎重に進める必要があります。
抜けない柱への対応に慣れた実績豊富な施工業者に依頼することが、成功への近道です。
こちらの記事では、戸建て住宅の間取り変更リフォームのポイントを解説しています。
詳しく知りたい方は、次のコラムもチェックしてみてください。
▶︎参考コラム:【戸建】場所別・間取り変更リフォームのポイントと注意点
リフォームで柱の交換が必要な状態とは|交換のタイミング

リフォームの際、柱の状態を確認して交換や補修が必要になるケースもあります。
柱は木材でできているため、年月や環境によって劣化することについても考慮しましょう。
柱の交換を検討したい状態を、代表的な例でまとめます。
柱の交換を検討すべきタイミングの具体例
柱の交換は、次のようなタイミングで検討しましょう。
- ・シロアリ被害|木材の断面が減り、強度が落ちるため交換が必要となる
- ・柱の腐朽|雨漏りや結露などで水分を含み、木材が弱っている場合は補強や交換を検討する
- ・大きな割れ|荷重や力の偏りが原因の割れは特に注意が必要になる
これらの状態は建物の安全に影響するため、リフォーム時の重要なチェックポイントです。
リフォームで動かせない柱を生かす|自然になじませる工夫

残る柱があると「自由度が下がる」と考えがちですが、実際は工夫次第で空間の印象を左右する頼もしい存在になります。
リフォームで動かせない柱を活かし、自然になじませる方法は押さえておきたい点です。
柱を生かす仕上げ方法の具体例
柱を生かすために、次のような方法があります。
- ・木の質感を生かす|透明塗料や自然塗料で仕上げると、温かみのある雰囲気になる
- ・濃い色で仕上げる|モダンな空間を好む場合や空間を引き締めたい場合は、ダークカラーを使用する
- ・壁の色になじませる|柱の存在感を抑えたい場合は壁の色に近い塗装にすると、内装に溶け込みやすい
柱を空間の区切りとして活用する
以下のように、柱を間仕切りとして生かす方法もあります。
- ・リビングとダイニングの間仕切りに|柱だけでゾーニングできるため、扉や壁よりも軽やかな印象に
- ・ワークスペースの奥行きづくりに|柱の横にデスクを置くと、プライベート感が生まれ、集中しやすいスペースに
- ・収納の見切りとして|家具の配置が整いやすく、小さなスペースでもメリハリがつく
抜けない柱を制約と捉えるのではなく、内装を構成する素材のひとつとして暮らしに取り入れることで、空間の表情がぐっと豊かになります。
柱にタイルを貼るなど、あえて内装のアイキャッチとして楽しむのも素敵です。
柱を生かしたリフォーム施工事例|内装のポイントと費用相場

最後に、抜けない柱をおしゃれなデザインとして生かした施工事例をご紹介します。
リフォーム計画のイメージを膨らますヒントとして、参考になさってください。
LDKと水回りリフォーム施工事例|費用600万円

- お客様:F様邸
- 住所:群馬県太田市
- 建物種類:戸建
- リフォーム箇所:LDK+浴室+洗面+トイレ+玄関扉
- 費用: 600万円(税別)
キッチン横に残った柱を白く塗装し、キッチンスペースとダイニングスペースを緩やかにゾーニングした施工事例です。
キッチンの袖壁やワークトップと同色にすることで、内装の一部として自然になじんでいます。
下記から、抜けない柱を含むリフォーム施工事例をご確認いただけます。
戸建リフォームの参考に、ぜひお役立てください。
まとめ|リフォームで残る柱も住まいの味わいに
柱は家を支えるだけでなく、暮らし方や空間の雰囲気にも影響する大切な要素です。
抜けない柱がある場合でも、補強によって撤去する方法があったり、残る柱を生かす工夫ができたりと、住まいの状況やご希望に合わせて複数の方向性を検討できます。
リズムは、足立区・ふじみ野、松戸、太田、稲毛、戸田エリアを中心に、柱の扱いを含む、さまざまなタイプのリフォーム相談を行っております。
店舗での対面相談だけでなく、足を運ぶことが難しい方にも安心のオンライン相談を承っておりますので、まずは相談だけでも、お気軽にお声がけください。
