【システムキッチンの寿命】我が家はそろそろリフォーム?検討ポイントをご紹介
まだまだ使えるけれど、キッチンリフォームってした方がいいの?」「コンロや食洗機にも寿命があるの?」「壊れてないからまだ使ってもいい?」…などキッチンリフォームに関するお問い合わせはたくさん頂きます。実際に、どのタイミングで見極めたらいいのかは難しいポイントですよね。
そんな心配を解決するために、今回は場所別・リフォームに踏みだすタイミングと見極めポイントをご紹介します。
コラムのポイント
・リフォームに踏み出すタイミングは、換気扇や食洗機、ガスコンロ、IHクッキングヒーター、シンク、壁や床材など場所によって異なります。機器の耐用年数や劣化具合によって寿命を判断しましょう。
・キッチンリフォームは、設備の故障や劣化などを考えると、築10年前後で行うのが良いでしょう。もし、普段から気になる症状がある場合は、早めに故障かどうかの診断をしてもらい、交換やキッチンリフォームを行いましょう。
・システムキッチンの寿命やリフォームのタイミングのご質問については、いつでもご相談ください。経験豊富な女性プランナーが、アドバイスさせていただきます。
◼場所別・リフォームに踏みだすタイミング
同じように使っていても、劣化の速度や寿命はキッチンの場所によって異なります。
まずはシステムキッチンのそれぞれの部位の寿命が、どのくらいなのかを見てみましょう。
換気扇
換気扇は、レンジフードとも言われています。料理の際、煙や油をすいておってフル稼働してくれる換気扇の寿命は、約10年と言われています。日々のお手入れをどのくらいしてきたいかにもよりますが、換気扇は油汚れがたまりやすく、蓄積されると換気をするモーターが劣化してしまいます。
普段からこまめにお手入れをしてこなかったり、最近換気できていないような気がする、異音がする、という症状が気になったりするようであれば、早めの交換をお勧めします。
今は音が小さく、しっかりと換気をしてくれるだけでなく、デザイン性の高い換気扇もたくさんあるのでショールームを見学してみるのも楽しいですよ。
食洗機
家事を楽にしてくれる食洗機も、頑固な汚れが蓄積されてくるため、寿命は約10年と言われています。毎日使用するため、食べカスや油汚れ、水垢などが蓄積されやすく、しっかりとお手入れをしていなければ不具合が起きやすいものでもあります。目に見える部分だけでなく、食洗機の中や排水管が劣化してしまっている可能性があるので、無理に使い続けないようにしましょう。
水漏れをするようになった、電源が入らなくなった、洗浄力が落ち二度洗いが日常になった、という場合は早めの交換がお勧めです。
新しい食洗機は、システムキッチンの引き出しの中に収納できるタイプ、キッチンの隅に外付けできるタイプなど様々タイプがあります。好みや家族の人数、容量やキッチンの広さによって選ぶと良いでしょう。
ガスコンロ
火力の強さと火加減の微妙な調整ができることで、いまだ人気の高いガスコンロですが、交換の目安は10〜15年と言われています。火がつきにくくなった、火力の調整ができなくなった、調理中に火が消えてしまう、などの症状が見られるようになったら寿命です。
また、こまめに掃除をしていなければ、油汚れなどの蓄積が目立ちやすく、頑固な汚れはなかなか落ちません。積もり積もった頑固な汚れには、火が燃え移り発火する危険性もあります。家族の安全を守るためにも、交換を検討しましょう。
ガスコンロとはいえ、現在は自動で火力を調整してくれる機能、消し忘れた日を自動で消してくれる機能、グリル機能がついたものなどスペックが高いものがたくさんあります。また、従来のものに比べるとお手入れも格段と楽になっています。料理がもっと楽しくなる機能が搭載されたものを選ぶと良いでしょう。
IHクッキングヒーター
IHクッキングヒーターはお手入れが楽でシンプルなデザインが魅力です。寿命は10〜15年と言われており、電源が入らなくなった、ガラストップにヒビが入ってしまった、汚れが蓄積し火力が鍋に伝わらなくなった、などの症状が起こり始めたら交換です。特にガラストップのひび割れは、広がってしまうととても危険です。ひび割れからの事故に繋がらないように気をつけましょう。
コンロよりも、調理機能が格段に多く備わっているIHクッキングヒーターは、お手入れがとにかく楽なのが魅力です。シンプルでお手入れしやすく、楽しく料理できるものを選ぶと良いでしょう。
シンク
シンク、と言ってもステンレス製のものや人工大理石でできたものなど様々な種類があり、どんな使い方をしてきたかによって寿命は異なります。
ステンレス製のものは、寿命は約10年と言われています。ただ、塩分の多いものを流して放置している時間が長かったり、汚れが気になるからといってたわしなどでゴシゴシこすっていたり、研磨剤入りの洗剤を多用したりしていると一気に寿命は縮んでしまいます。
人工大理石でできているものも寿命は約10年と言われています。人工大理石の場合、熱や液体によってシミができやすくなったり、紫外線によって変色してきたりします。変色してしまったものは元に戻せないので、あまりにも気になる場合は交換をお勧めします。また、重いものを落として割れてしまうこともあります。ヒビやかけらで怪我をしたり、割れが広がっていったりする可能性もあります。まだ使えるから、と長期間使い続けないようにしましょう。
壁や床材
キッチンの壁や床材の寿命は10年前後と言われていますが、どのように使ってお手入れをしてきたかによって大きく変わります。壁や床には油や水が散りやすく、しっかりお手入れしていても汚れてしまう場所です。汚れや劣化が激しく、頑張っても綺麗にならない、キッチンに立つことが億劫になってしまう、という場合はリフォームを検討しましょう。
壁や床材を新しいものに交換するだけで、気分一心になるだけでなく、部屋の空気がガラッと変わります。温かみのある色や好みのデザインにするだけで、キッチンに立つことがぐっと楽しくなるでしょう。
◼キッチンリフォームのタイミングは築10年前後を目安に
キッチンリフォームは、設備の故障や劣化などを考えると、築10年前後で行うのが良いでしょう。それ以外にも、
キッチンを使い出してから15年以上経過している
機器の異常が目立つ
排水管の水漏れや詰まりが日常的に起こる
異臭がする
頑固な汚れが落ちない
などの症状が気になる場合は、築10年前後でなくても、故障かどうかの診断をしてもらい、早めに交換やキッチンリフォームを行いましょう。
◼リフォーム時期のご相談はリズムまで!
システムキッチンには寿命があります。安心安全に使うためにも、「まだ使えるから…」と無理に使い続けず、状態を見極めてリフォームを行いましょう。
システムキッチンの寿命やリフォームのタイミングのご質問については、いつでもご相談ください。経験豊富な女性プランナーが、アドバイスさせていただきます。