スタッフブログ
2021.08.19
● 盆踊り、皆でバーチャル(仮想現実空間)があたりまえ!の世界も近い?!
こんにちは!リフォームのリズム(RESUM)のT田です!!
真夏なのにおかしな寒さになったなぁ…と思っていたら、日本らしい湿度の高い、暑い日にもどりましたが、みなさま体調崩さず元気にお過ごしでしょうか?!
先日小さな子供たちが浴衣を着て歩いているので、お祭りでもあるのかな?と思っていると、通りがかりの保育園?から、続々とちびっこと、その親御さんたちの集団が出てきて、どうやらその園内で独自に開催された盆踊りだったようです。
他者との直接的な接近、接触が憚られる今の時代。
…ですが、まだ幼い子供たちにとっては、他者との接触、かかわりを持つことは、人として成長をしていくうえでのベースを創る、大切な営みの一つ、ですよね。
なので、園から出てくる子供たちを微笑ましく見ておりましたが、ここでふと、思った事。
そもそも盆踊りとは、なんぞや?
夏のお祭りの一環で、やぐらを設けて皆で輪になって踊っている印象です。
そもそも帰省する、という概念が無い自分には、お盆の時期の過ごし方と言われても、お墓参りをする以外、あまりピンと来ないのが現状です。
その由来や起源を調べてみると、お盆の時期に、祖先の霊を迎え、送る為の催し、という仏教的な行事を由来とする説と、仏教布教を目的とした念仏踊りを起源とする説などがあるようです。
いずれにしても、輪になって踊る=複数人数がいることで成立している世界だと思うので、他者と「音に合わせて踊る」という、言葉を介さないコミュニケーション。催される地域やコミュニティにとっての、大切なコミュニケーション手段の一つ、ということにはなるでしょうか。
そう考えると、お盆の時期を、親戚が集まり濃密な過ごし方をするのが当たり前、という方たちにとっても、コロナによる自粛でお盆の時期に親戚一同が会せない、というのは、もしかしたら不自然極まりない状況、という事になるのかもしれませんね。
ただ、そこで安易に、「直接会えなくとも、通信機器を使えば顔を見ながら話せるじゃないか!」というのは、いささか早計かなとも思います。
というのも、通信で相対する会合に、どれほど実際の親戚一同が会した時同様の“寄合的な”雰囲気をもたせられるのかな?と。
おそらく、実際に親戚一同が会している状況とは、「特定の誰か」とでもなく、「その場にいる皆がワイワイと、大勢で集まって過ごすこと」そのものに、その醍醐味(※同時に面倒臭さ^^;)があると思うからです。
そうなると、直接会わずして他の人と一緒にいるかのような空気感なり、息遣いなりを感じさせるような、何か良い方法はあるのだろうか?と、考えてみると、
以前、仮想現実(VR)や拡張現実(AR)の世界では、よりリアル(現実)に近づいているという情報を目にした事が有りました。
少し掘り下げて調べてみると、既に2019年時点で、香(嗅覚)や触覚に関しては、より現実に近い(=あたかも現実かのような没入感が得られる=XR)ツールが開発されているようです。
つい最近だと、細田監督作品内の仮想空間Uへ入り込む技術としても、こうした没入感が得られるツールは活用されており、そういう意味でも開発はかなり進んできているようですね。
こうなってくると、ますます技術開発が進む事で、いずれ嗅覚や触覚だけでなく、「あたかも同じ空間に他の人がいる」という感覚というか“空気感”さえ「実体験しているかのような」没入感を得られる世界も、創りだせてしまいそうです。
こうした没入型拡張現実の世界は、現実の世界との垣根をよりあいまいにし、空間や時空さえ超えた「親戚とのあつまり」を、より現実に近い感覚をもって、体感させてくれる日も、そう遠くないかもしれません。
こう考えると、今のウイルス蔓延という状況は、間違いなく人類にとって大きな”禍(わざわい)“には違いないものの、この過酷な状況こそが、
人としての最低限の文化的生活を維持し、人と人とのつながりや絆を守り続ける為に、なんとかせねば!と努力をし続ける為の、大きな原動力の一つとなり得てしまってもいるのでは?と思えてきます。
この禍の時代が過去のものとして扱われるようになるであろう近い将来、いずれ他者とのつながりは、時間や空間を超え、仮想の、拡張現実空間で行われるのが、当たり前の世の中になっているのかもしれません。
その時は、実際の居住空間や衣服はどうなっているのか?
また、通勤や通学の概念は残っているのかどうか?
考えるだけで、いろんな方面で、あらゆる革新的な事が起こっていきそうです。
願わくは、その時代でも、
人と人とが思いやりを持ち、互いを尊重しつつ、誰もがより良いくらしを実現出来る世界でありますように。
ととのえましょう!部屋も空気も流れよく
RESUMリズム(リフォーム事業部)にお気軽に♪