スタッフブログ
2022.04.11
● 「プランナー勉強会に行ってきました!」
プランナーの内田です。
コロナの影響でオンラインが増え直接ショウルームに行けていなかったので久しぶりに新宿OZONEのマルホンさんへ行ってきました。
そこで無垢の床材の塗装の種類とメンテナンス方法の説明を受けてきました。
無垢の床材というと自然素材という事もあり質感、見た目とも良くあこがれの床材ですが、一方では提案したお客様の声として「メンテナンスが大変そう」という声もよく聞かれます。
そのあたりについてお話を聞いてきましたのでご紹介したいと思います。
まず無垢の床材には保護するために塗装の種類がいくつかあります。(種類は各メーカによる)無塗装だと素地に直接汚れが付着してしまうので塗装をお薦めしたいと思います。
・浸透性塗装:植物オイル、ワックス等
・コーティング系塗装:ウレタン塗装
・高機能塗装
実際に浸透性塗装のメンテナンスを実演していただきました。(植物オイルにて)
まず油性のペンで床材に汚れと見立てて書きそれを粗めのサンドペーパー(180番)で研磨していきます。汚れを粗めのサンドペーパーで落とし、その後細かなサンドペーパー(240番)で整えていきます。
汚れが取れ滑らかになっていますが、その箇所は無塗装状態になっている為仕上げに植物オイルを塗っていきます。無塗装の状態に浸透性塗料を塗ることにより床材に潤いが出てきて汚れが付く前とあまり変わらない感じに仕上がりました。
研磨して汚れを落とせるといいう点は無垢ならではの良さだと思います。
好みによりますが、無垢を取り入れるならば床材の素材感をいかしたいので、木材に塗料を浸透させる浸透性塗料をお薦めしたいです。木自体の呼吸も妨げず、木の良さが伝わります。また上記のようにメンテナンスが行えるのも自然塗料となります。ウレタン塗装など表面に塗膜を作ってしまうので表面はなめらかですが、自身ではメンテナンス出来ず、少し素材の雰囲気が変わってしまいます。その分塗膜が固く無垢そのものには傷がつきにくいという良い点もあります。以上を踏まえて樹種や塗装をご提案できたらと思います。
最近ではお手入れ不要なシートの床材が主流になってきていて、無垢の床材を使用することは少ないのですが、無垢でしか出せない経年による雰囲気の良さやメンテナンスをしながら愛着が沸いてくる感じは無垢ならではのものだと思います。
みなさまもご興味ありましたら是非ご相談ください☆