和室をランドリールームにリフォームするには|後悔しない快適な洗濯空間のつくり方

和室をランドリールームにリフォームするには|後悔しない快適な洗濯空間のつくり方

家族構成や暮らし方が変わり、使わなくなった和室を「ランドリールームにリフォームしたい」と考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし使いづらいと、他の用途に使いづらい空間になってしまいます。

そこでこの記事では、和室をランドリールームへリフォームする際のメリットや注意点、戸建て・マンションの工夫ポイントをていねいに解説します。

リフォームによって、家事動線をスムーズに変えるヒントとしてもお役立てください。

コラムのポイント

  • ・和室をランドリールームにリフォームすることで、使用頻度の低い空間が有効活用できます

  • ・洗う・干す・たたむを一室で完結させると、家事ラク動線になり負担を軽減できます

  • ・湿気や結露を防ぐために、換気扇や除湿機などの湿気対策を計画しておきましょう

  • ・マンションならではの制約を確認し、構造に合ったリフォーム計画を立てましょう

  • ・和モダンな木質感を生かしたデザインで、機能性と癒しを両立した快適な空間に仕上がります

和室をランドリールームにリフォームするメリット

和室をランドリールームにリフォームするには|後悔しない快適な洗濯空間のつくり方

和室は間取りの中心にあることも多く、日当たりや風通しにも恵まれている場合もあります。

この特性を活かしてランドリールームへリフォームすれば、家事がラクなだけでなく、デッドスペースを有効活用することにもつながるのです。

暮らしの効率がアップする

洗濯動線を短縮できるのは、ランドリースペースのリフォームを行う大きな魅力です。

リビングや寝室の近くで洗濯・干す・たたむ作業が完結するため、家事のストレスが減ります。

主なメリット

  • 洗濯機・干し場・収納をまとめて設置できる
  • 天気を気にせず、室内干しができる
  • 収納を組み合わせて片付けがスムーズになる

暮らしの効率がアップすると、時短にもつながり空間だけでなく時間も有効活用できます。

和の雰囲気を残しながら機能的になる

畳をフローリングへ変えつつ、木の質感などを残せば、和モダンなランドリールームが実現します。

造作カウンターや可動棚を組み合わせることで、アイロンがけや衣類の一時置きにも便利です。

ただし、湿気対策は十分に行いましょう。

ランドリールームの基本設計|成功ポイント

和室をランドリールームにリフォームするには|後悔しない快適な洗濯空間のつくり方

理想のランドリールームをつくるには、「動線」「換気」「収納」の3要素を押さえることが重要です。

後悔を防ぐには、洗濯だけでなく、干す・たたむ・しまうまでの流れを想定して設計しましょう。

動線の設計が快適さを左右する

洗濯のたびに部屋を行き来するのは意外と手間がかかります。

脱衣室や浴室の近くにランドリールームを配置すれば、洗う・干す・しまう動線がスムーズです。

換気と除湿をセットで考える

湿気がこもりやすいランドリールームでは、換気対策が重要なポイントになります。

おすすめの対策は、次の通りです。

  • 換気扇を24時間タイプにする
  • サーキュレーターや除湿機を設置する
  • 断熱性を高めて結露を防ぐ

特に、ベランダに近い和室をリフォームする場合は、窓の開閉で自然換気がしやすい点もメリットです。

収納と作業スペースを一体化

洗濯物を干すだけでなく、たたむ・しまうまで完結できる空間にすると、家事の流れがスムーズになります。

造作棚や引き出し収納を組み合わせて、衣類管理しやすい環境を整えましょう。

ランドリールームで後悔しやすいポイント

和室をランドリールームにリフォームするには|後悔しない快適な洗濯空間のつくり方

快適に使えるはずのランドリールームが「いらなかった」と感じないようにするためには、実生活に基づいた設計、計画が不可欠です。

後悔しがちなポイント

ランドリールームのリフォームで後悔しがちなポイントは、以下の通りです。

  • 広さが足りず、干すスペースが足りない
  • 換気不足でカビや臭いが発生した
  • 家族の動線に干渉して通りにくくなった
  • 収納が別の部屋にあり、片付けが面倒になった
  • 電気代や除湿機の稼働コストが想定外だった

これらを防ぐためには、「どの時間帯に、誰が、どのように使うか」を具体的にイメージすることが大切です。

後付け・外付けリフォームでの注意点

「ランドリールームを後付けしたい」「外付けで増築したい」ケースも見ていきましょう。

以下のポイントを確認すれば、安心してリフォームを進行しやすくなります。

チェックポイント

  • 給排水管をどこから延ばせるか
  • 断熱・防水処理が十分にできるか
  • 既存の窓やベランダを活かせるか
  • 既存の構造に負荷がかからないか

後付けリフォームでは配管の距離が長くなるとコストが上がるため、設備配置の工夫が重要です。

下記から、ランドリースペースを含むリノベーション事例をご確認いただけます。
合わせてごらんください。

▶戸建てリフォームの施工事例
▶︎マンションリフォームの施工事例

こちらの記事では、マンションのフルリフォームを成功させるためのポイントを解説しています。

合わせて、参考になさってください。

▶︎参考コラム:マンションフルリフォームを成功させるための事前チェックポイント・注意点と間取り変更の施工事例

マンションでランドリールームをリフォームする場合

和室をランドリールームにリフォームするには|後悔しない快適な洗濯空間のつくり方

マンションでは構造上の制約が多く、戸建てのように自由な間取り変更が難しいことがあります。

しかし、ポイントを押さえれば、快適でおしゃれなランドリールームの実現も可能です。

配管・採光・防音の3点を重視する

和室をランドリールームに変える際は、配管ルートを確認します。

水回り(浴室・洗面所)に隣接した和室であれば、給排水の延長が比較的容易です。

マンションでの工夫例は、以下の通りです。

  • ベランダに面した和室を活かし、外干しと室内干しを両立
  • 壁面に可動式の物干し金物を設置
  • 防音性を高めて洗濯機の音を軽減
  • 防水シートを施工して階下への漏水リスクを防止

また、マンションの管理規約により、外付けリフォームや増築ができない場合もあります。
その場合は、後付けランドリールームとして、既存空間を有効活用するのが現実的です。

こちらの記事でも、リフォームで床を張り替える際の基礎知識を解説しています。

合わせてごらんください。

▶︎ 参考コラム:床の張り替えリフォームの基礎知識|床材の種類と特徴・費用相場

ベランダを活かしたランドリールームリフォーム

和室をランドリールームにリフォームするには|後悔しない快適な洗濯空間のつくり方

ベランダに近い和室をリフォームする場合、外干しと室内干しの両方を活かす設計が鍵です。

晴れた日は外に、雨の日は室内に干せるため、家事効率が高まります。

ベランダ活用のポイント

マンションのベランダを活用した、ランドリールーム化のアイデアは以下の通りです。

  • 二重サッシにして断熱・防音性能を向上させる
  • ベランダ側に物干し金物を設置し、動線を短縮する
  • 室内に除湿器を配置して、雨天時も快適に使用できるように工夫する

ベランダが狭いマンションでも、和室を取り込んで「半屋外空間」のように仕上げると明るく開放的になります。

まとめ|ご家族の暮らしに寄り添う「心地よいランドリールーム」を

ランドリールームのリフォームは、ご家族の暮らし方を見つめ直し、「どのような時間を過ごしたいか」を形にする工事です。

例えば、使っていない和室をランドリールームに変えることで、デッドスペースだった空間が生まれ変わります。

リフォームして後悔しないためには、設備や間取りを生活動線と一体で考えることが欠かせません。

湿気・収納・照明などの細部までていねいに設計すれば、毎日の家事が快適になります。

日々の洗濯が「負担」から「心地よい時間」に変わりますように、リフォームの専門家がプロ目線から使いやすくおしゃれなランドリールームをご提案いたします。

リズムは、足立区・ふじみ野、松戸、太田、稲毛、戸田エリアを中心に、キッチンリフォームを含む、さまざまなタイプのリフォーム相談を行っております。

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監修者情報

足立区のリフォームならリズム[RE:住む]|日東エネルギー株式会社

日東エネルギー株式会社

私たちはRESUMブランドのもと、多くのお客様に満足いただける、更には「感動」いただけるリフォーム・リノベーションを目指しています。

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保有資格2級建築士 / 1級建築施工管理技士 / 2級建築施工管理技士 / 福祉住環境コーディネーター / インテリアコーディネーター / 増改築相談員 / 第二種電気工事士 / 給水装置工事主任技術者

建設業許可番号国土交通大臣 許可(特-2)第25345号