トイレのリフォームは自分でもできる？

キッチン、浴室と並んでリフォームの需要が高いトイレ。

便座や便器の組み合わせだけでもたくさんのバリエーションがあり、リフォームの選択肢は意外と広いと言われています。

毎日使う空間ですから使いやすさを考慮し、日常のリラクゼーション空間として理想通りにデザインすれば、出勤前や帰宅後にほっと息抜きできる場に生まれ変わります。

トイレのリフォームで理想を叶えるためにも、便器と便座のバリエーションについて把握しておきましょう。

便座と便器の基礎知識とトイレの構造を解説

トイレといえば和式と洋式の2パターンしかないと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、便器と便座のバリエーションはここ数年でさらに細分化が進み、リフォームの選択肢もより一層多様化しています。

オーソドックスな便器としてはタンクの位置が低い「ロータンク型」が主流となっており、さらに「隅つきロータンク」と「密結型ロータンク」に分かれていますが、配管でつながっているかどうかの違いだけで水が流れる仕組みは同じです。

ここ数年、流行のデザイナーズマンションなどではファッショナブルな空間を演出するため、最初からタンクがついていないタイプのトイレも増えており、リフォームの選択肢がさらに広がっています。

タンクと便器が一体になったタイプでは、トイレそのものがよりコンパクトにまとまるため、見た目にもすっきりとした印象になりますし、無駄な空間がなくなるため日々の利便性も向上します。

トイレのリフォームをDIYですませることができればコストもかからず、その都度業者に工事を依頼する手間が省ける、というイメージをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

シンプルな構造のトイレであれば、ホームセンターなどで売っているDIYグッズをそろえることでセルフリフォームを行うことができ、業者に依頼するよりも低コストでリフォームが可能になる場合があります。

トイレのセルフリフォームで難しいのは、便器の交換と配管の再接続であり、予備知識のない状態でいきなりDIYにチャレンジすると配管がうまく接続できず、最悪の場合はトイレが使えなくなる恐れがあります。

そのため、トイレの便器交換をDIYで済ませるというのはかなり難易度が高いです。

DIYで行うとすれば壁紙を交換する、飾り棚をつけてみるといったところを変更することなら可能です。

壁紙だけであればDIYでもそれほどコストがかかりませんし、交換も簡単なので壁紙を変えてイメージをチェンジする、というのもひとつの方法ではないでしょうか。

トイレに限らず、「リフォームを業者に依頼すると時間とコストがかかる！」というイメージから、ついついDIYですませようとする御家庭も多いかもしれませんが、トイレの構造と希望するリフォームのパターンによっては、思いきって業者にまかせてしまったほうが安心です。

餅は餅屋とよく言うように、業者はトイレだけでなくリフォーム全般のプロですから、素人では気づかないトイレの問題やリフォーム上の注意点について、専門的な観点からアドバイスをもらえることがあります。

トイレは外部の配管と直接つながっている部分ですから、うかつにセルフリフォームをしてしまうと構造そのものが大きく変わってしまい、かえってややこしいトラブルを招きかねません。

リーズナブルな料金でリフォームを請け負っている業者も増えていますので、初心者のうちは無理をせずに業者に工事をまかせましょう。

住宅の老朽化にともない、トイレのリフォームを検討する家庭が増えているようです。

シンプルな構造のトイレであればDIYによってセルフリフォームを行うことも可能ですが、業者に依頼したほうが後々のトラブルを防ぐことができるため、かえって安上がりになる場合があります。