キッチンをカスタマイズ!設備やオプションの選び方
キッチンのリフォームで楽しみといえば、コンロやワークトップにどんな素材や色を使うか、ではないでしょうか。キッチンリフォームをする際に気になるキッチンリフォームにかかる費用や設備の選び方をご紹介します。
どんな設備にしよう?どんな色で統一しよう?自分の好きなように選べるとなると、キッチンのリフォーム計画は考えただけでウキウキしてきますよね。私たちが思っている以上に、キッチンは、選ぶ設備の素材や色味、オプションによって雰囲気が大きく変わってきます。
キッチンをリフォームする際の素材やオプションの選び方はどうすればいいのかをご紹介しましょう。
コラムのポイント
・50万円未満の予算でもキッチンはリフォームすることができます。部分的な交換や、本体の入れ替え、高級な設備の投入など、内容や工事範囲が広くなるにつれて価格は変化します。
・ワークトップやシンク、コンロなどはそれぞれの特性を踏まえた上で、自分たちにとって最適なものを選ぶようにしましょう。
・このコラムを読んでいただくことで、キッチン素材やオプションの選び方を知り、これからのキッチンリフォームに役立てることができます。
◼キッチンリフォームの大まかな費用は?
キッチンをリフォームしようというタイミングは人それぞれですが、新築で設置したキッチン本体の耐用年数は、一般的には新築後10~25年が目安だと言われています。これは使用頻度やお手入れの頻度によっても変わるので、一概には言えませんが、ガスコンロや水栓などのキッチン周辺機器の故障など、少しずつ劣化、老朽化が見られてきます。
そんな中で行うキッチンリフォームですが、いざリフォームするとなるとたくさんの費用がかかるのでは…と思うかもしれません。しかし、リフォーム内容によっては50万円未満からでも始めることができるのです。
【リフォーム費用】50万円未満
部分的な工事や取り替え作業であれば、50万円未満でリフォームすることができます。 食洗機の交換や、コンロや換気扇の入れ替えなどがこれに当たります。ミニキッチンであれば、本体の交換もこの価格でできる場合もあります。
【リフォーム費用】50〜150万円
キッチン全体の交換やリフォームを行う場合、50〜150万円でリフォームすることができます。取り替えるキッチンのサイズやグレードなどによって、費用は変わってきます。また、合わせてリフォームする壁紙や床材によっても、費用は変わってきます。
【リフォーム費用】150万円 以上
壁に付いていたキッチンの向きを変えたり、対面型やアイランド型のキッチンを壁につけたりする移動を伴う場合であれば、キッチン本体だけでなく合わせて水道管や電気配線の工事も行うため費用は高額になります。 また、キッチンの設備に特注品や高級品を採用する場合、設備を輸入したりキッチン内部の補強を行ったりする際は、200〜300万円以上かかることもあります。
このように、キッチンのリフォームは内容によって価格が変わってきます。大掛かりな工事ではなく、使いにくくなった食洗機を変えたい、 コンロを新しいものに入れ替えるだけでいい、という場合であればそこまで費用をかけずにできるため、そこまでハードルも高くありません。
見積もりやインターネットなどからの情報で、ある程度費用を把握することはできますが、最終的にかかるコストは、リフォーム会社にしっかりと確認するようにしましょう。
◼キッチンの素材や設備の選び方
キッチンリフォームでは予算内で自由がきく限り、好みの設備や素材を採用し、理想の空間に仕上げたいですよね。
キッチンとひとくくりに言っても、その中身はワークトップやシンク、コンロなど様々なもので構成されています。
ワークトップ
ワークトップとは、下ごしらえや調理を行う場所のことで、天板やカウンターとも言います。
コンロやシンクとひと続きになっている場合が多く、ステンレスや大理石、天然石などによって造られます。選ぶ際のポイントは、耐水性、耐熱性、耐久性などが挙げられます。
耐水性
毎日水を使場所なので、耐水力があり錆びにくいものを選ぶ。
耐熱性
高温の鍋を置いたり、熱湯をこぼしたりしても変色しない熱に強いものを選ぶ。ステンレスや大理石、天然石、セラミックやタイルが向いている。
耐久性
衝撃で傷がつきにくく、欠けにくい素材を選ぶ。耐久性がないと、傷部分から細菌が繁殖し、衛生的にあまり良くない。
これらを中心に選んだ上で、調理をする時間はあまりない、毎日3食必ず調理する、といったようにそれぞれのご家庭にあったメンテナンス方法を採用できるものを選びましょう。
シンク
使い終わった食器を置いたり、洗い物の際に使ったりするシンク。掃除のしやすさに着目して選ぶようにしましょう。デザイン性ばかりを重視するだけでなく、性能にもしっかりと目を向けて検討するようにしましょう。
耐久性
水や熱湯だけでなく、様々な種類の洗剤などにも耐えられる性能を備えているものを選ぶ。
防汚性
汚れにくい素材を選ぶ。人工大理石は汚れにくいが、その分価格も高め。
汚れた時、手軽に掃除できるかどうかという点は配慮しましょう。
コンロ
コンロも今や進化しており、ほとんどのコンロが天板と一体化することで、調理しやすく、掃除もしやすくなっています。費用を抑えたい人は上記の低価格タイプのコンロを検討すると思います。
価格帯
価格帯によって、機能が大きく変わる。基本的な調理ができるものから、調理の際様々な機能が使えるものまで幅広い。
機能性
調理にこだわるのであれば、火力調整やスチーム機能など、多くの性能がついたものを選ぶ。性能差は幅広いので、あらかじめ確認しておくことが重要。
食洗機
今まで使っていた食洗機では、一度軽く洗わないと汚れが落ちていない、ということもありましたが最近の食洗機はとても進化しています。手洗いに比べ、大幅に節水できるだけでなく、食器を洗う時間そのものを短縮することができます。 朝の慌ただしい時間や夕食後に家族が揃って過ごせる時間などを、家事に奪われることなくゆっくりと過ごすことができます。
サイズ
家族構成に合わせて、サイズを選ぶ。価格を考え、サイズを小さくしてしまうと、数回に分けて洗うことになり、時間、水道代、電気代ともにランニングコストがアップすることに。
海外製か日本製か
海外製は、大量の食器を時間をかけて洗うことができ、日本製は容量は少ないものの短時間で洗い乾燥もしっかり行うことができる。価格帯にも大きな差が。
このように、それぞれの設備の特性を踏まえた上で、選ぶようにしましょう。自分や家族はどのようなキッチンを望んでいるのか、どんな機能を必要としているのか、という部分を明確にし、 どれだけの予算で、どれだけのキッチンリフォームができるのかをしっかり把握しておきましょう。そうすることで、これから行うリフォームがより有意義なものになります。
◼リフォームで毎日立ちたいキッチンに
キッチンのリフォームをする際、どのような設備を選ぶかによって価格が変わるだけでなく、満足度も大きく変わってきます。せっかくなら、調理が楽しくなるような、毎日使いたくなるようなキッチンにしたいですよね。
キッチンに関するご不満なところ、改善したいところは、どんな小さなことでもお聞かせ頂くことで、 私たちプランナーがお客様のご希望や今後のライフスタイルを踏まえ、最適なプランのご提案をさせていただきます。 間取り変更を伴うようなキッチンリフォームも、ご予算やライフスタイル・動線に合わせて 2~3プランご提案しますので、その中からお選びいただくことができます。
キッチンリフォームに関するご質問は、お気軽にお問い合わせください。