キッチンにパントリー収納が欲しい!リフォームのポイント6つ|メリットデメリット
『今の収納量だとキッチンが片付かない』『食材や調理器具をたっぷり収納できるスペースがあればいいな』長年住み続けていると、こんな悩みが増えてきますよね。これらの問題を解決できるのが、キッチンにつくるパントリーです。
食材や調理器具、キッチン家電などをストックできる人気のパントリーは多くの新築住宅に取り入れられていますが、リフォームすることで既存住宅にも設置することは可能です。
今回のコラムでは、パントリー収納のメリットデメリットやリフォームで設置する時のポイントなど、気になる基礎知識をまとめてご紹介します。これからのリフォーム計画に、ぜひお役立てください。
コラムのポイント
・食材や調理器具を収納できるのはもちろんのこと、災害時の助けとなる備蓄スペースとしても活用できる、パントリー設置のポイントを6つまとめました。
・パントリーがあれば、収納スペースの少なさや片付かないといった問題を解決することができます。使い勝手の良いパントリーを設置して、新しいキッチンライフを始めましょう。
Contents
◼ パントリー収納は使い勝手抜群!
収納スペースが一気に増えるため、今やパントリーは多くのご家庭に設置されています。
パントリーとは
キッチンの一部や、キッチンと隣接した場所に設置する収納スペースのことをパントリーと言います。
パントリー収納の利便性
パントリーは、食材や調理器具を収納できるのはもちろんのこと、災害時の助けとなる備蓄スペースとしても活用できます。
災害時、発生からライフラインの復旧まで1週間以上かかり、支援物質到着の遅れやスーパーやコンビニなどの物流機能停止などで、食材が手に入らなくなるケースは珍しくありません。農林水産省によると、最低3日〜1週間分の食品の家庭備蓄が望ましいと言われています。パントリーがあれば、いざという時のためにもしっかりと備えることができるのです。
リフォームの費用相場
パントリーを新しく設置するリフォームをする場合、費用相場は約10〜50万円です。壁に棚や扉を設置する簡単なものであれば約10〜20万円、人が出入りできるような大きなサイズのものであれば約20〜50万円です。
設置できるだけのスペースがあるか、どのようなレイアウトにするか、などによってかかる費用は変わります。予算内で納得のいくリフォームができるよう、リフォーム業者とよく話し合いながら計画を進めていきましょう。
参考記事:おしゃれなキッチンにリフォームしたい! 間取りのポイントとリフォーム実例
◼ パントリー収納のメリット・デメリット
パントリーの設置にはメリットがある一方で、もちろんデメリットもあります。リフォームの心構えとして、どちらも確認しておきましょう。
パントリー設置のメリット
パントリーを設置することで、多くの食材をストックすることができます。週末のまとめ買いやインターネットで大量に購入した時も、スペースを気にせず保管することができます。ストックを確保しておくことで、買い出しに行けない時も安心です。
また、常に使う調理器具以外はまとめて収納することができるので、スッキリとしたキッチンをキープすることができます。掃除もしやすく、清潔な状態を保つことができます。
パントリー設置のデメリット
パントリーを設置することで収納スペースが増えると、物が増えやすくなります。開封してある食材や賞味期限が近いものなど、整理できていないと無駄になる物も増えてしまう可能性があります。
また、間取りによっては新しく設置することが難しかったり、希望するサイズを確保できなかったり、使い勝手の悪い場所にしか設置できなかったり、など様々な問題が生じます。パントリーを設置することで本当に利便性はアップするのか、事前によく確認しておきましょう。
参考記事:憧れの対面キッチンに!リフォーム前の注意点と選び方
◼ パントリー収納設置リフォームのポイント6つ
リフォームを機にパントリーを設置する場合、次のポイントをおさえた上で間取り計画を立てていきましょう。
ポイント① 間取りに合った設置場所
家のどこにパントリーを設置するのかで、使い勝手は大きく変わります。キッチンの真横に設置するのが理想ですが、難しい場合はキッチンと玄関を結ぶ通路沿いに設置するのがおすすめです。
キッチンの真横なら調理に使うものをすぐ取り出すことができますし、何度も行ったり来たりという手間もかかりません。キッチンと離れている場所でも、玄関から近い場所ならお米やお水などの重い荷物もすぐに片付けることができます。
ポイント② 使い勝手の良いサイズ
パントリーは大きければ大きいほど良い、という訳ではありません。確かに大きい方が収納量も増え使い勝手も良くなりますが、整理が苦手だとうまく使いこなすことができない可能性もあります。何をどのくらい収納予定なのか、そのためにはどのくらいスペースが必要なのか、リフォーム前に話し合っておきましょう。
ポイント③ 動線を考慮する
パントリーは、動線を考えて設置するようにしましょう。キッチンと玄関、勝手口の動線が整っていれば、スムーズに荷物を出し入れすることができます。また、キッチン家電を取り出す、ストックしてある缶詰を取りに行く、といった調理中の動線も考えた上で設置場所を決めることで、時短で家事をすることができます。
ポイント④ 奥行きは浅めがおすすめ
奥行きがある方がたっぷり収納できて便利なイメージがありますが、奥行きは30〜45㎝ほどが使い勝手良くおすすめです。奥行きがありすぎると、奥の物が取り出しにくい、奥に収めたストックの存在を忘れてしまう、重複して買ってしまう、といったようにかえって使いにくくなる可能性があります。
30〜45㎝ほどの奥行きであればそこまで広いスペースは必要ありませんし、デッドスペースを無くすことができます。
ポイント⑤ 稼働棚を設置する
高さを変えることができる棚を設置しておけば、収納する物の大きさに合わせて効率よく使うことができます。ストックする物の種類も量も、長年暮らし続けていると変化してくるもの。パントリーの使い方をライフスタイルに合わせて変えられるようにしておけば、いつまでも使いやすい状態をキープできます。
ポイント⑥ 換気システムを整えておく
人が出入りできるほどの大きさのパントリーを設置する時、場所によっては湿気が気になります。多くの食材をストックする場所だからこそ、快適な室温・湿度を保ち、食材を守りたいですよね。
小窓や換気扇を設置する、窓を開けなくても換気できる24時間換気システムを導入する、など環境を整える設備導入も合わせて検討しておきましょう。
◼ パントリー収納を新しく設置するなら…
パントリーがあれば、収納スペースの少なさや片付かないといった問題を解決することができます。また、床材の張り替えやキッチンの交換といったリフォームを合わせて行うことで、家で過ごす時間やキッチンに立つ時間がさらに楽しくなります。
使い勝手の良いパントリーを設置して、新しいキッチンライフを始めましょう。
これからパントリーを設置するリフォームを考えているという方は、現在のご不満なところ、改善したいところなど、どんな小さなことでもリズムにお聞かせください。
私たち女性プランナーがお客様のご希望や今後のライフスタイルを踏まえ、女性目線に立ったプランをご提案させていただきます。間取り変更を伴うようなキッチンリフォームも、ご予算やライフスタイル・動線に合わせて2~3プランご提案しますので、その中からお選びいただくことができます。
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