キッチンリノベーションで大切なシステムキッチンの選び方
キッチンを新しくリノベーションする時、どのようなシステムキッチンを選ぶかはとても大切です。とはいえ、どんなシステムキッチンがあるのかわからないし、性能や素材など、どこを見て選べばいいのかわからない…という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、リノベーション時に役立つシステムキッチンの選び方をご紹介します。
コラムのポイント
・システムキッチンとは、シンクやコンロ、作業台に収納などが一体化したキッチンのことです。
・リノベーション後の利便性やキッチンの雰囲気を大きく左右するので、レイアウトやキッチンの高さ、色、素材、設備などこだわって選ぶようにしましょう。
・これからの暮らしがより便利に快適になるよう、家族の理想に合わせてシステムキッチンを選びましょう。
table of contents
- ◼システムキッチンとは
- ◼システムキッチンの選び方
- ・① キッチンのレイアウトから選ぶ
- ・② 作業台の高さにこだわる
- ・③ 扉の色や素材にこだわる
- ・④ キッチンの幅を選ぶ
- ・⑤ 設備にこだわる
- ・⑥ 収納スペースの場所と量を考える
- ・⑦ 通路と動線も忘れずに!
- ◼リノベーションで納得のいくキッチンに!
◼システムキッチンとは
システムキッチンとは、シンクやコンロ、作業台に収納などが一体化したキッチンのことをいいます。奥行が60~65㎝、横幅が180~300㎝のものが主流です。
スタイリッシュなデザイン、高級感のあるデザインなどデザイン性の高いものが多く、機能性、利便性に優れており、大人数の食事でも効率よく調理することができます。
◼システムキッチンの選び方
数多くのシステムキッチンの中から、自分たちにピッタリのものを選ぶのは難しい…。そんな時は、次のポイントを押さえて選んでみることをお勧めします。
① キッチンのレイアウトから選ぶ
どのようなレイアウトのキッチンを選ぶかによって、使い勝手やキッチンの雰囲気は大きく変わります。
システムキッチンにはI型やL型といったコンパクトなつくりのものから、ペニンシュラ型やアイランド型といった存在感のあるものまで、様々なタイプがあります。それぞれにメリットやデメリットがあるので、リノベーション後にどんな間取りにしたいのか、使い勝手の良さはどこまで求めるのか、予算はどうするのか、など家族の好みや希望とすり合わせていきながら、自分たちに合ったものを選ぶと良いでしょう。
② 作業台の高さにこだわる
調理する内容や家族の人数によっては、キッチンは数時間立ち続ける場所です。そのため、使いやすい高さを選ぶことが重要です。
キッチンカウンターの高さは、『カウンターの高さ=身長÷2+5 cm』が最適といわれています。主にキッチンに立つ人の背丈に合わせて選ぶと良いでしょう。高さが合わないと、肩や腰を痛める可能性があります。
どのくらいの高さにすれば良いのかわからない時は、ショールームなどで実際にキッチンに立ってみると良いでしょう。ちょっとした高さの違いで、使いやすさがまったく違うということに気付けるはずです。
③ 扉の色や素材にこだわる
扉や引き出しなど、どのような色を選ぶのかによってキッチンの雰囲気は大きく変わります。
配色には黄金比率があるといわれており、
ベースカラー 70% …飽きないベーシックな色
メインカラー 25% …主役となる色
アクセントカラー 5% …ポイントとなる色
の比率で選ぶと良いでしょう。そうすることで、統一感のあるおしゃれなキッチンに仕上げることができます。落ち着いたアイボリーの雰囲気にしたい場合は、ベースカラーにアイボリーを選び、アクセントカラーにダークブラウンを持ってくると落ち着きながらもメリハリのある配色にすることができます。
アイランド型やペニンシュラ型のキッチンを検討している場合は、部屋全体とのバランスを考えて色選びをするようにしましょう。
また、素材選びも重要です。木材をふんだんに使いナチュラルな雰囲気にするのか、ステンレスのスタイリッシュさを前面に押し出すのかによって、選ぶ素材は変わってきます。最初にしっかりとイメージを固めておき、イメージに合わせた素材選びをしましょう。
④ キッチンの幅を選ぶ
キッチンの幅は、I型なのかアイランド型なのかといった選ぶレイアウトによって異なりますが、主流は横幅が180~300㎝です。サイズは10〜15㎝刻みで展開されているので、使いやすい幅を選ぶと良いでしょう。
幅が広ければ作業スペースを十分確保でき、広々と調理できますが、その分キッチンが狭くなります。また費用面も変わってくるでしょう。用途に合わせて、適したサイズを選ぶようにしましょう。
⑤ 設備にこだわる
システムキッチンに搭載されている設備は日々進化を遂げており、タッチレス水栓やビルトイン食洗機、自動で掃除をしてくれる換気扇、生ゴミを処理するディスポーザなど様々なものがあります。リノベーション後の暮らしを、より豊かに、より便利にしてくれるものを選ぶようにしましょう。
あったら便利かも、ずっと憧れていたから欲しい、などと採用してしまうと、ほとんど使わず費用だけがかかってしまうことも考えられます。自分たちの生活に本当に必要なのか、しっかり活用できるのか、など先を考えて選ぶようにしましょう。
⑥ 収納スペースの場所と量を考える
キッチンは、家電製品やキッチン用品、食器、食材などたくさんのものを保管する場所です。どこにどのくらいの収納スペースが必要なのかを考え、最適な収納量のシステムキッチンを選ぶようにしましょう。
平均的な身長の女性にとって、腰の高さの収納は楽に手が届きます。そのため、腰の高さに収納が多いものを選ぶと収納や片付けが楽になります。目線より上の、手をあげたり脚立や踏み台を使ったりしなければ届かないような場所、目線より下の、かがまないと使えないような場所は、使い勝手が悪くなることも考慮しておきましょう。背面カウンターのような、システムキッチンとは別に収納スペースを設けるのがお勧めです。
⑦ 通路と動線も忘れずに!
調理中手の届きやすい場所に必要なものが収まっていて、行き来しやすい通路があればそれだけで使いやすいキッチンになります。
キッチンで主に使うコンロやシンク、冷蔵庫などそれぞれの距離には、最適な距離があるといわれており、
コンロからシンクの距離… 120cm~180cm
シンクから冷蔵庫の距離… 120cm~210cm
冷蔵庫からコンロの距離… 120cm~270cm
この距離を考えながら配置を決めていくと良いでしょう。無駄なくスムーズに料理をするためにも、動線にこだわることは大切です。
最適な動線は、女性プランナーにアドバイスをもらうこともできるので、相談してみるのもお勧めです。
◼リノベーションで納得のいくキッチンに!
せっかくリノベーションをするのであれば、使い勝手のいい素敵なシステムキッチンを選びたいですよね。これからの暮らしがより便利に快適になるよう、理想に合わせてシステムキッチンを選びましょう。
これからリノベーションを考えているという方は、現在の住まいに関するご不満なところ、改善したいところなど、どんな小さなことでもリズムにお聞かせください。私たち女性プランナーがお客様のご希望や今後のライフスタイルを踏まえ、女性目線に立ったリノベーションをするための最適なプランをご提案させていただきます。間取り変更を伴うようなリノベーションも、ご予算やライフスタイル・動線に合わせて2~3プランご提案しますので、その中からお選びいただくことができます。
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