こんにちは！リフォームのリズム（RESUM）のT田です！！

いよいよ師走に入り､コロナ新株の感染力の強さが気になりつつも､皆さまにおかれましては元気にお過ごしのことと拝察いたします。

昨日､LIXILさんの大きなオフィスが売却されるとのニュースを目にし､自身がオフィス絡みの現場監督をしていたこともあり､最近の都心のオフィスビル空室率がとみに気になっております…
今に始まったことではありませんが､ここ2年の間の空室率､やはり徐々に高くなってきていますね～

併せて､都市部を離れ､郊外や地方へ移住をする方､移転をする企業にも､興味が湧く今日この頃。

…といいますのも､このコロナショック(※衝撃の意で使用しています)による外出自粛､在宅ワーク推奨により､多くはないけれども少なからぬ人に､
“都市部で通勤すること“に疑問を生じさせ､同時に”じぶんらしく生きる(＆働く)“道を､模索させているんですからね～

都市部から移ることを決めた方や企業におかれましては､
その決断力と行動力がうらやましく､まぶしく映ります・・・

個人的にとくに気になるのが､都会暮らしの便利さを知ってしまっている人(＆企業)が､果たして郊外や地方での多かれ少なかれ「(良くも悪くも)手間が必要」という状況を､受け入れられるのだろうか？という点。

もちろん様々にシミュレーションし､覚悟の上という方は､人工物の少ない･自然とともに生きる(であろう)道は､“動物としての人間”の本能を充足させるには申し分ない環境でしょう。

しかし､ですよ。

便利さを知ってしまうと､不便な状況に戻りにくいのが人間というものです。

都心部なら食べるものが家に無くても､お店が夜まで開いてますし､配達だってしてもらえます。
コンビニもあれば､いざという時の病院だってたくさんあります。

わたしなんぞは､間違いなく､夜遅くまで遊び歩いても､さほどの危険を感じずに済むこの日本の都市部で暮らすほうを､やはり選んでしまいます､今ところ。

もちろん､それらの便利すべてを捨てても､心が癒され､満たされる自然豊かな場所に居を構えたほうが､仕事以外の時間全部で､地球と一体となった感覚になれそうですし､より「人として豊かな」生活のような気はします。

しかし人間とは､もとい､「私」は愚かなもので､どうしても便利さへの執着を捨てられないんですよね…==;　困ったもんです

とはいえ､昔ながらの風習や生活も決して嫌いでないんです！
なんといえばいいか…体に流れる民俗としての農耕民族の血が騒ぐ､とでも言うのでしょうか…？
だから､画面や書物から､土着的な文化･風習を知るにつけ､いいなぁと憧れ､体感してみたいと思い､ひと時の幸福感を味わいたくて､旅をすることになるんでしょうね。

そしてそのわずかに体感した時間が､より鮮やかに記憶に刷り込まれ､住む事は難しくとも､一時的に共有させてもらえたことで､豊かさを補充できたような錯覚を起こし､充足感を覚えるという…。

その一時的な幸福感を得る行為を繰り返す中で､“この地域に根を下ろし「じぶんらしく」生活したい”とどうしても思えたその時こそが､移住を決意する時となるんでしょう､きっと。

ただ私の場合､風習やしきたりといった昔から連綿と続く人間の営みに心から敬意を表し､励行したい気持ちがある一方､
しきたりばかりに囚われて不自由な思いはしたくない､という相反した気持ちも持っていたりします。

そんな､両方取りしたい強欲な私ですが､八百万の神さまはきっといるであろうと信じていますし､年神さまをお迎えする為に､師走のすす払いに始まり､新年を迎えるまでの一連の行事も､農耕民族ならではの生活に脈々と根付いてきた大切な“ならわし”として､可能な限り真似び(学び)､実践したいと思ってもいます。

江戸時代以降､12月13日に江戸城ですす払いが行われたことから､“正月事始め”として､この日から正月の準備に取り掛かる､とされているようです。

今年は私も､約半年かけて家の掃除を本腰を入れて取り組んできている為､その気持ちの切り替え日として､12月13日からは､年神様を迎えるための“正月準備期間としての掃除”に力を入れたいと思います！

私自身､空間を整えることで､自身の心が洗われ､迷いごとの解決の糸口を見つけるきっかけにもなっている､ということに､改めて気づけた一年となりそうです！

皆さまも長らく続く自粛生活で､既に片付けや掃除は済んでいる､という方も多いかもしれませんが､大掃除はまた別物…かもしれませんよ＾＾

なにかと慌ただしくなりがちな師走ですが､皆さまが心穏やかに､健やかに､お過ごしになられますように…